土地からお探しのオーナーから依頼を受け、宗像地区の不動産屋からいくつか物件を紹介してもらいました。最近はパソコンで調べるため、われわれも、オーナーも不動産屋と同じ情報が手に入ります。詳しく物件案内を聞こうとしても、不動産屋が現地にいくこともなく、「パソコンのグーグルマップを見てください。」程度のやつらです。動くことも調べることもせず、口先で金儲けです。資料を持って現地を三箇所ほど回ってきました。法規はもとより擁壁の高さ種類、眺望、近隣の様子、エントランスなど、調べてみると、いろいろ問題が出てきます。政治家と役人が勝手に決める法規の変更は思いのほか大変なことなのに、不動産屋も、役所自体ものほほんとした対応です。理不尽な決め事が人を不幸にします。古屋を解体しての新築はお金がかかる決まりごとで、古屋のリニューアルは決まりが甘くなってます。途中にある十数年前の作品を見ながらきれいにすんでいただいていることに感謝です。
親分で会社がわかる。
私のように個人事業主のような会社もそうですが、職人を持つ組織は親分の考え、態度が職人に移ります。いまどき、くわえタバコで、家の中に入ってくるばかな親分が使う職人は、腕も悪いし、養生がないままのやりっぱなし工事です。「きちんとしなさいと注意しても、こんなやりかたしかやったことがないという返事です。設計監理の立場の現場ですから腹に収めます。しかし、できばえには手心加えません。いろいろな人とお付き合いしますが、会社経営者の中でも、会社での権力を世間に持ってくる短気で話の筋道が通らない人がいます。そういう人は奥様にも理不尽に当たります。きちんとした仕事を、まっすぐな筋道で、やり続けることにします。自分も襟を正します。われわれはオーナーのお人柄に救われます。
頼もしいプロの職人
ビルの最上階をリニューアルしてクリニックを作る仕事をいただき、今日エアコン、設備、電気の職人とともに、現場調査を行いました。隅々まで調査して、報告をしてくれる職人は頼もしく、どうしたらうまくいくかを一生懸命考えてくれます。そもそもこうして調査に立ち会ってくれる職人が多くはありません。こういう人たちこそプロです。いろんな現場にいろんなレベルの職人と合いますが、保守的で、前向きにならず、できない理由ばかり話す職人にはがっかりします。最近は手取り足とり、世話してあげないと何もできない頭が悪い職人が多くなりました。オーナーや、デザイナーのやりたいことを理解し、仕事をしてくれる職人には頭が下がります。今日の調査で、図面が進みます。彼らがいてくれると、間違いはありません。私のデザインがうまくはまればいい作品になります。
物欲
家作りを通しいろいろなオーナーとお付き合いさせていただきますが、王道の家作りの期間を楽しまれる方は多くありません。王道とは、自分たちの住まい方を楽しみながら決定していくことです。それをお聞かせいただいたり、話し合ったりしてはじめて、照明、コンセント、設備などが決まります。突然プロになったような感覚で空間作りや材料や工程や段取りに入ってこられると、うまくいきません。何度も暮らしをイメージし、話し合うことで、われわれに情報をいただけることが何よりいい家を作るコツです。物欲は家作りには敵です。もの第一主義になると、家という空間がもののために作られ始めるからです。空間がよりよくなるものという順序を間違ってはいけません。ただ正統派の家作りの時間を楽しまれる人は多くありませんが、そんなオーナーに出会うとうれしくなります。
昔からの仲間たち
南区A邸のエクステリアで、スタンプコンクリート、アイアンフェンス、門扉などそれぞれ分離で、短い期間で作る必要があります。外構屋に頼んでも、この短期間の条件ならこだわったものができません。予算もオーバーします。いろんな人の協力で何とか請けてもらえました。昔からのこだわる仲間たちです。いい物を作る人たちが徹夜してでもといってくれました。「予算内でやります。その代わり条件はいいものを作らせてください。」とのことです。「間に合うために規格品とか既製品でいいと思われるのならやりません。」いいねー。時代遅れで儲けることが下手な連中ですが物づくりが好きでプライドは高いやつらです。しゃべりは下手ですが、自分がやった作品の写真を抱えて、熱くオーナーに語ります。「おまかせします。」といってくれたオーナーもこれまた男前です。
















