手を動かす

私は今でも鉛筆でプランを考え、提案図も手描きです。パソコンが苦手ということもあるのですが、昔からの習慣でそのやり方でしか自分が納得するデザインができないし人に自信をもって提案できません。「鉛筆の先が何かを語りかける」自分だけの表現を大事にしたいと思っています。「デザインがうまくなりたかったらどれだけ手を動かすかだ」と教えられましたし、自分の手で図面を完成させていく過程でいろんな新しいアイデアが湧きあがることが嬉しくなります。私の右手は鉛筆ダコで硬く黒く変色しています。友人から時代遅れだと忠告されますがこの方法があっています。それから「デジカメ」もほとんど使いません。敷地調査やリモデルの現場調査には便利だとわかっているのですが一度手を動かして「図面化」する方が理解度が高くアイデアも湧きやすくなるのは不思議です。デジカメのシャッターを押すだけで安心していると肝心な事を調べてないことが多いのです。私が信頼するデザイン仲間もチャーリーをはじめエクステリアデザイナー、家具デザイナー、店舗デザイナー等、皆手書き勝負のおじさん達です。昭和を引きずっているのでしょうか?

 

2001 K邸(福岡市)リモデリング

kno_remodeling

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