住宅デザインの仕事を二十五年以上やってますが、最初の提案、プレゼンテーションは未だにフリーハンドの手書きに、自分の作品の写真を使った手作りです。パソコンを使いこなしてないこともあるのですが、いまのやりかたのほうが自分の気持ちがこもるような気がするのです。スタッフみんなでワーワー言いながら伝えたい写真をチョイスし、お客様の好みを予想、確認しあうことでいろいろなアイデアもでてきます。「昔ながらの味のあるプレゼ」を今日も作りました。自分が早くお客様に見てもらいたいと思う物ができると「せっかち」の虫がわいて、すぐ行動しないと気がすまなくなります。新築の家も、リフォームも、小さな棚ひとつでも、まずは自信のあるデザイン提案をして、ご納得いただくことからです。このスタンスはたぶん今後も変わらないと思います。
ここ四、五日N女史が私の机に大瓶に小魚とナッツとうなぎの骨をおいてくれるようになりました。「やめられない、止まらない」状態でボリボリたべてます。平田はときどきやって来て、グローブみたいな手に大量にとってむさぼるようにたべてます。人はカルシュームをたくさん摂取させると怒らなくなるらしいということで,たぶんN女史の考えた作戦だと思われます。