私はいつもどこかで、サプライズを考えてます。誕生日のプレゼントにしろ、食事に行くにしろ、喜ばせるより、驚かせることに価値を感じてしまいます。けっしてそれが上手で、長けてるわけではないのですが、ついついチャレンジしてしまい、失敗することも少なくありません。できるだけ「レベルの高いサプライズを」と思うのですが、もっともっとと考えるとなぜか下品になります。先日も平田の友人の女性に和風便器を忠実に再現したお皿を誕生日のプレゼントにしました。少々のことでは驚く人ではないし、彼女の存在が世の中にとってサプライズですから。それに負けないため代表的レトルト食品もつけときました。食べてくれたかナー。
仕事においては、真剣にサプライズと向き合っており、思っていらっしゃる空間以上のものを提供することは不可欠です。「えーこんなできると思わなかった。うれしい。」という声を聞きたくて、アイデアとデザインとサプライズの三本立てを武器にオーナーに提案しています。それができてないものは、いい家にはならないような気がします。オーナーの希望するひとつ、ふたつ上を行く提案がいいサプライズのようです。