昨夜私の家付近は1時ごろから3時ごろまですごい雨と雷です。こんな雷のすごい音が連続するのは初めてです。眠れずラジオをつけると特別注意を促す放送もなく、夜中のばか話をやってました。我が家もリビングを占拠してるばか犬が雷にほえ続けています。「うるさい」と叱ってもお構いなしで、寝不足です。祭日の事務所は、電話も少なくすこしゆとりをもって図面が書けます。と思いきや熊本のF大工から修めの件で電話がありました。雨で行けなかった2日間を休日仕事で取り戻しているようです。解体屋、足場屋、お客様と午前中はなんだかんだで思いのほかばたつきました。
桑名正博が危篤ということで、「お前も気をつけろ」「自分の体をねぎらえ」「休め」「健康診断に行け」・・・・・いろいろ忠告されます。確かに自分世代ががんになったり、頭の血管が切れたり、心臓で亡くなったりと覚悟がいる年齢になった事は自覚しています。でも60までは修業の身。60過ぎて初めて自分らしく生きようと思います。「えーーー、これだけわがまま放題でまだ自分らしく生きてないんかい。」そうでした、自分らしくというよりもよりわがままに時を過ごそうと思います。見て歩くだけでも退屈しないほどの作品と、オーナーを訪ねてもいいし、長期の船旅も憧れます。「きっと60過ぎても今のようにせっかちに働いてますよ。そして70すぎたら・・・と語るんじゃないですか?」おっしゃるとおりのような気がします。
生きがいと仕事が一致して、人と密接にかかわり、やるべきものが見えている人は残りの時間が気になりだし、焦りからかがむしゃらになるようです。自分の能力を余すことなく表現して人生を全うしようという愛すべき自己顕示欲が、それを持たない人には「我がまま」と映るようです。