腕を磨き続ける。

この年でも、落ち着けず、安定もせず、不安にさいなまれたり、喜んだり、落ち込んだり、自信を持ったり、また疲れたり、元気になったり・・・・・・・住宅デザインの仕事はずっとぎりぎりの精神状態で遣り続けてきたように思います。経験を積めば悩みも大きくなります。ビジネスをやろうとせず、いい物を楽しく作るための必要な資金があればいいと考えてしまうからかもしれません。この仕事は多くの人の手を借りないと成立しません。当然真剣な討論も少なくありません。リスクを犯しチャレンジし続けないと新たなものにも出合えません。この仕事を続ける資格は腕を磨き続けることだと思います。上っ面のビジネスモデルではなく、出来上がった時、手を取り合ってオーナーや仲間と喜びあえることです。この一瞬が悩みや、きつさ、不安に立ちはだかるエネルギーになります。そして素敵なご入居者を持てることになります。

次から次に出てくる宿題を必死でこなすために、あきらめず全力で取り組むことが腕を磨くことのようです。平田も「少しでも気を抜かないように、頑張りましょう。腕さえ磨けばいいオーナーと巡り合い、いい仲間が集います。」といいます。