人は昔から、水と火を文明の基本として景色のいいところで生きてきたようです。そこに人は街を作るわけです。水と火を欲するわけですから、洪水などの水害、火事とも戦う必要があります。建物のほとんどが木造だった時代は、火事で町内全焼や、台風、地震による津波や、洪水で建物倒壊は覚悟の災害だったようです。コンクリートができると、火事や台風の被害は激減する代わり、自然の風景はコンクリートで固められ、過剰な予防という名の、自然破壊が続いてます。東北のように海が全く見えない異常に高い防波堤はもちろん、人が住む町は港湾工事でコンクリートの塊や、埋め立て、山肌はがけ崩れ対策の、擁壁コンクリート・・・・・・・・・人の進む方向が間違っているとはみんなうすうす感じてるのですが、止められないでいます。風光明媚な丘の上には同じようなコンクリートの塊のホテルが建てられ、人を呼ぶために、プールや温泉が作られ素敵な自然が監理しやすい人口のガーデニングに変わります。そこに行くアスファルトの道ができ、車の往来が多くなり、自然が荒らされ、風光明媚だったはずの場所があっという間に、廃墟になります。これもよく見てきた風景です。でも止められずにいます。植木等が言うように、わかっちゃいるけどやめられないのが人間のようです。