いろんな意味で建築、特に住宅デザインを真摯にやってきたつもりです。戦いでした。今もそうです。世間と闘ってきて、味方半分、敵半分。テレビなどで「あの人を悪くいう人はいなかった。」という言葉をよく聞きますがその人は本音で生きてないと思ってしまいます。中島みゆきの時代という歌を聴くとまっすぐ生きようと思わされ、誇れる仕事を目指し続けます。負けても立ち上がれます。建築そのものでは、吉村順三の、当たり前の言葉に、「そうだよなあ。」と勇気をもらい、建築デザイン屋の一本の線の責任の重さを痛感しながら生きてます。建築の勉強とは社会勉強なのかもしれません。長嶋茂雄は神です。「九回裏ツーアウト満塁」で打席が回ると、プレッシャーより「よくぞこのチャンスを私にくださりありがとう神様。」と感謝しながらパコーンって撃つ天真爛漫さは、すごい努力が裏付です。プロは客を喜ばせる仕事で、努力はみせず、華を見せる。迷ったら「お客さんはどう思うだろう。」と考えればすぐ正解にたどり着くそうです。わたしに元気をくれます。彼らの言葉に難しいことは何もありません。
先祖、子供、仲間、ご入居者・・・・・・・・喜びと、元気をくれます。人生とは「ひと」です。