20年近く前にアメリカに行ったときのことです。世界一幸せな男は「アメリカの家に住んで、ドイツの車に乗り、日本の女性を妻にした男だ」という話を聞きました。アメリカ人らしい「夢」の表現ですが、時代背景もありその時は笑いながらも多少納得した覚えがあります。今、こんな時代だからこそ家に「夢」を持てるような作品を造らなければと考えています。ちなみにスタッフで画家のチャーリーも何年間か「世界一幸せな男」を経験したことがあります。それも一気に手に入れ一気に手放したようです。(ここは下川が付け加えた方がいいとアドバイスしてくれました)
C邸/2001年竣工