この年齢になると、家族や、仲間や、友人で、病気と戦って、この世を去った人や、今まさに戦ってる人がいるはずです。病気は突然やってきて、突然宣告され、日常が変わります。私も多くの人を、みとってきました。その戦いは若ければ若いほど、過酷です。海老蔵家族もこれから闘いの人生が続きます。回復を祈るしかありません。思い、祈るということは大事なことです。若い時は、それにまったく価値観を持てませんでした。
やがてそう遠くなく、老いとの闘いが始まります。ちょっとした痛みや、調子の悪さで、病院に行くと「加齢」で済まされます。徐々にではありますが、自分の行動が俊敏でなくなり、力のなさ、目が見え辛く、思い出せないことが多くなり、反応が鈍くなってきています。滑舌も悪く、歯も悪くなり、シミも増えてきました。体のあちこちに痛みを感じ、疲れが取れにくくなってます。娘が、「生き様が顔に出るから、大丈夫。必要以上に若作りの努力をするより、いい仕事をしてできた顔がいちばん。」と言ってくれます。まだまだ働いていい家作れということでしょう。