強父論

阿川佐和子の強父論という本を読んでいます。人様から、どうも阿川佐和子の父親と私は似ているということを聞きました。大作家と似てるなどとおこがましいとおもい、読んでみると、阿川佐和子の父「弘之」という人は作家としては一流ですが夫や父としてはハチャメチャな人だったようです。とにかくわがままで、意に反すると、怒鳴る、怒る、すねる・・・平田も、やや私と、かぶるところがあるといいます。まさか・・・・・・・いまどきこんなことが許されるわけがないという自分に都合のいい論理で、家族や、周りを呆れさせ、困らせ、怖がらせているのです。「似てるところもあるけどさすがにこんなにひどい男ではない。」という反論も、聞いてもらえません。、私の祖父は確かに、彼のような人でした。「そうか俺とじいちゃんは顔も性格もそっくりと言われてたなー。」日本の昔の父親はこんな人は珍しくなかったのではないでしょうか。でも家族から偉そうにさせてもらってたことに後で気づくのです。正しそうで、矛盾がある理論はわがままの証拠でしかないようです。ただわたしと決定的に違うのは私は娘にめちゃめちゃ弱いということです。「強娘論」という本を出そうかと思います。

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