短期間で住宅の概念が様変わりして、景気によって「大きな生活」とうたったり、「ローコスト住宅と言ったり、リフォームの時代と言ったり、その時その時の金もうけに大変です。プレハブ全盛期から地場企業、そして増改築業者・・・・。行き当たりばったりで仕事をしてると人の成長もなく、敷いては住まいの文化が育ちません。今は黒い箱のような家ばかりです。だんだん悲しくなります。時間をかけて育んだ技術がないので日本の家には文化がありません。戦争から80年いちばん住宅が成長せず、後退さえしています。住宅にデザインなどほとんど必要ない文化です。我々のオーナーが「美しい家を創ろう。」という我々に賛同くださり、家づくりから引き渡し後の生活まで楽しんでいただき長い年月までお付き合いいただいてます。何よりありがたいことです。

