壊れていく住宅業界

宗像の確認申請がやっと受理されました。工務店も銀行もじっと待つしかありませんでした。審査した日数は5日。何の落ち度も修正もなく、あとの時間はただ担当者の机の上で眠っていただけです。馬鹿がやる仕事ぶりです。また建築資材高騰という理由でとんでもない見積もりが出回ってます。ただ何でもない30坪弱程度の住宅が総建築費5800万だ、6000万だといいます。ばかも休み休み言いなさい。内容を精査すると、職人の工賃をべらぼうに引き上げてます。高騰した材料に利益を乗せ工賃を引き上げ、挙句諸経費だの交通費だのやりたい放題です。職人として、挨拶も言葉使いもなってない連中に限り、偉そうに「これからも値上がりしていくよ。」と笑いながら軽口をたたきます。てめえらの腕磨いて勉強してものいえと思い、こいつらも遠くない将来生き残れないとわかります。わたしはすぐ切ります。わたしの依頼する屋根職人、塗装職人と単価の差は3倍です。この人たちは謙虚に仕事に取組み、オーナーからもかわいがられ、何より腕が確かです。工務店が自分で見積もりをして職人を決める時代から、職人に見積もりを出させ、それに自分の利益を乗せる楽なやり方 をしてることも問題です。工務店は自分の単価を持ってこそ管理できるはずです。皆いい家を建てようと責任感をもって、努力を重ね、家づくりが大好きな人たちで作品をつくってきたのに、家づくりが壊れて行ってます。いつの時代も法改正などして誰かが金もうけする仕組みを作り、一時的に馬鹿がそれに乗っかり、本質を踏み外していきます。悲しいことです。今信頼できる職人さんでそれを打ち破ろうともがいてます。知識と、腕とデザインと、工夫と熱い気持ちがあれば、適正価格でいい作品はできるのです。多くのオーナーもそれをわかってくださってます。腕のない儲けより、楽しい貧乏を選びます。