オーナーの楽しみ

家づくりはオーナーが主役です。ただ、家の完成までにすべてが決まるかのように、焦りや、迷いや、悩みで、ストレスを感じる人もわずかながらいるようです。家はお引越しからすこしづつじぶんたちいろに作り上げていくものです。年々素敵になっていくものです。照明、カーテン、家具なども早く、衝動買いで、失敗されるケースも少なくありません。お店でそれだけ見れば素敵と思うのでしょうが、トータルで空間や、家の路線を考えると、頭をひねることも時々あります。ネットの安売りも要注意です。デザイン、大きさ、色、・・・お店の人も、売ることに必死ですし、空間を知らずに売るのですから。打ち合わせが終わり図面をフィックスしようとすると、急に不安になるのでしょう、「やはり平屋より二階建てがいいでしょうか?」根本的なことを急に言い出される人もたまにいます。わずかなオーナーですがすべてを含めて、我々の力不足が招くことだと思います。こだわりはモノではなく、空間に。好きな色ではなく、カラーコーディネート。広い、高いを追求せず、居心地がいいバランスの空間を目指しましょう。広くて高いのがよければ、体育館です。ほとんどのオーナーは我々に家づくりのかじ取りをお任せいただき、楽しく、面白く、完成し、予想以上に素敵に住んでくださっています。家のご案内や、作品集でそれがわかっていただけているようです。

私が許せないのは、われわれに調査、デザインさせて、そこから急に連絡取れず、気が付けば似たようなチンケな家が建っているずる賢い人です。我々の仕事がなめられてます。こんな人を見極める目を持てるようにならないと。