懐かしい仲間と

3,4年前まで15年ほど一緒に働いていた仲間から連絡があり、久しぶりに食事をしながら懐かしい話に花が咲きました。お互いレベルは違えど、いまに苦労しているせいか、がむしゃらにプライドを持って作品を作り続けてた頃の話になってしまいます。いいオーナーと出会えたこと、しっかりしたポリシーをもっていたこと、向上心があったことなど、いいことばかりが思い出されます。苦しいこと、迷ったこと、怒った事も同じぐらいあったはずなのに・・・・。形として残る仕事って本当にいいなーとおもいます。かたちのなかにすべてのおもいでが詰め込まれています。時々あって話すことで、これからのエネルギーにしようとおもってます。彼もそうおもっているはずです。一番思い出に残っているのは、夜遅い設計室で、幼い娘の自慢をしあったことです。「小澤さん、俺の娘、最近,松島菜々子ににてきたんやけど。」とにやけた顔で話す彼に対して「俺の娘は、今宿の松たか子と呼ばれてる。」と返して、2人で笑いあったことです。今おもうと、恐ろしい発言です。彼にはこれからもいい家を建ててもらいたいとおもっています。

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