ご入居者の息子さんのクリニックをデザインさせていただくに当たり、今までのクリニックの作品を見直していて、20数年前東京銀座で作ったクリニックの写真を見つけました。我々の作品は流行り廃りのデザインやマテリアルに動かされず、王道のデザインといい素材で作り続けてきたと再認識しました。多くは今、安くて簡単でそこそこかっこよくという風潮の建物があふれ、業界がそちらを向いてます。明らかに10年15年という短い命の建物が氾濫しています。10年、20年たって年月の重みが加わることでよりかっこよくなるものを本物と呼びます。