看板と街並み

先日リニューアルした由布院の別荘の追加工事が終わったと言うことで確認に行ってきました。町の中は平日の午後にしては、観光客が多く由布院の人気の高さがうかがえました。由布院には、古い時代の懐かしい街並みや由布岳を象徴にした日本の自然美と温泉、田舎の風景と素朴な料理など、日本人がどんどん失いつつある物が観光のめだまになっています。今日改めて感じたことは、筆字の看板がすごく多いことです。料理屋もみやげ物屋も旅館、ホテルも日本名でなずけられカタカナや横文字は非常に少ない町です。「プリン」すら筆字で「ぷりん」です。そのなかで、銀行、パチンコ屋、ガソリンスタンド、ファミレス、スーパーなどいつもみかけるデジタル文字の看板が違和感たっぷりでめだってました。新宿も京都も由布院も同じ看板しか上げれない感性のない企業や会社は排除するくらいの由布院であってほしいものです。日本有数のアナログの町として観光地計画を推し進めるべきだとおもいます。「人の手と気持ち」で作られたものが集まることで、町にワビ、サビが生まれます。そこに人が集まり特徴ある文化が出来上がるはずです。横浜に住んでいる私のおじ夫婦は会うたびに「由布院に行ってみたい。」が口癖です。

磯崎氏設計のゆふいん駅

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