サバのさしつけ

私の親父は、対馬と、博多の間の貨物船をやってました。名前は第6平和丸です。 時々、荷によっては唐津や下関にも行ってました。行く先々で夕食は船で作り船で食べます。小さいころから一緒に連れて行ってもらってました。爺さんの弟の機関長が飯を作ります。そこで、サバのさしつけという料理にはまり、大好きになりました。新鮮なサバを刺身よりやや大きく切り、すき焼きのたれのようなものにくぐらせ食べます。しゃぶしゃぶのようでもあり、サバの煮つけのようでもあるのですが、甘辛いタレがご飯とよく合い何杯もお替りしたことを覚えてます。漁師料理らしいのですが、ねだって家でも時々作ってもらいました。各家で作る塩辛はかなり辛く酒の肴として食べる時はいいのでしょうが、飯を食べる時、まして子供では喰えません。だから酢をたらしてたべます。刺身風や、ワタ入りや何種類か常にありました。おふくろが作るものはすべておいしかったと皆が言います。娘は今もばあちゃんにもっと料理教えてもらっとけばよかったといいます。