帰省

息子夫婦が孫を連れておふくろの見舞いに一泊で来ました。おふくろ、わかってくれないかなー、一瞬でもひ孫の顔見えたなら喜ぶだろうなー、抱きしめて頬づりするだろうなー、とかなわぬことを思ってしまいます。ついこの間まで、私が子供たちを連れて、対馬に帰省してたのに・・・・・・・・。うれしいやら、さみしいやらです。帰省というのは、ふるさとがある人だけの特別な感覚です。わたしはもう、だれも住んでない空家と、墓だけがある故郷になりました。時代は確実に流れてます。帰省は家族に会うだけではなく、自分を顧みたり、かかわりの深い人との交流だったり、先祖に手を合わせたり・・・・・大事な行事だったと、無くしかけてわかります。

ある意味、昔の作品を見て、オーナーと話し、手を入れることは、作品への帰省です。美しい家で、美しく住んでいただいてれば、住み手も作り手も大事に家を守ります。

米村邸外観 (1)