人は故郷に向かう時、笑顔になります。飛行機では見慣れた顔が一人いました。空港から車を借りて、対馬で一番大きな町、厳原に行きました。ニュースのとうり、韓国人観光客ばかりが目につき、昔ながらのお店もさびれ、マツモトキヨシ、ベスト電器、オサダ、ナフコ、ダイレックス・・・・・が国道沿いに建ち、そこに韓国人観光客が大挙して押し寄せてます。いいのか悪いのか、くるくる寿司、モスバーガーまでできて、高齢化の島は住みにくくなってます。いい天気なので、万関橋、浅茅湾などは絶景です。自然資源、歴史的役割など、観光資源はほかに引けを取らないと思うのですが、プロデュースが下手で、うまくいかない理由ばかり地元の人から聞かされます。今後の対馬について対馬出身者で、魅力的に仕事をしてる人たちから、ヒントをもらったり、意見を聞いたり、アイデアをもらったり・・・・・・積極的に動かないと危機的状況です。壱岐は積極的投資とアイデアで、観光アイランドとして頑張ってるように見受けられます。対馬は私が子供のころと同じように、廃墟化した港の店の前で、老人が数名座って、海を眺めています。飛行場では、若い夫婦と孫を、じいちゃんばあちゃんが見送りに来ていて、「もう対馬はダメやから」という声があちこちで聞こえます。これは日本全体の縮図かもしれません。帰りの飛行機はやや深刻な気持ちでした。