無言の優しさ、引く優しさ

最近、本当の優しさとは、なにかしてやること、多くのものを与えることではなく、無言の優しさや、見守るだけの優しさが深さを感じます。口をはさんだり、物を与えることは意外と簡単で、優しさというより自分のしたいことではないかと感じます。息子夫婦や孫も、そっと見守ることにしています。田舎のおじ、叔母が大量にいろいろしょっちゅう送ってくれますが、ありがたさ半分、迷惑半分です。処分に困ります。入院中のお見舞いもそうです。控える方がいいのかどうかよくよく考えるべきです。一人にしてあげる場面や、自由にしてあげる時間を察知できる人は素敵です。特に私をはじめ、年を取ると、ついつい束ねたり、仕切ったり、持論を強要したりしてしまいます。仕事は徹底したホウレンソウをしっかりして、肉親や、プライベートは出しゃばらないことが大事だと思います。難しいことですが、自分のしたいことを引く我慢が優しさにつながります。私の母はずっとただ見守ってくれる人でした。信じてくれてました。

いつの時も黙って見守ってくれた母