急速に時代が流れ、物質的にはなんでも簡単に手に入る時代です。適当にアルバイトやパートで食っていけるし、「一人前」の大人にならないと恥ずかしいという思考もなくなりました。わたしなど、この年でも昔、親から言われた「そんなことしたらばちが当たるよ。」という言葉が聞こえます。簡単なことばですが、とてもいい道徳教育でした。食べ物を残したり、無駄遣いしたり、先祖を大事にしなかったり、生き物をむげに扱ったり、うそを言ったり、ちょっと物を盗んだり、足で戸を閉めたり、簡単に物を捨てたり・・・・・・。罰ではなく、ばちといういいかたが子供に絶妙で、とても大事な言葉だと今更ながら思います。自分のことだけ考えるとばちが当たるのです。人はいくつになっても、「こんなことしたらばちが当たる。」という気持ちを持ち続けるべきです。自分の主張だけを押し付ける世の中になったのは、「ばちがあたる」という子供のころの教育がなくなったせいだと私は思ってます。