いくつになっても、自己責任で生き抜いている人たちの顔は素敵です。寒い田舎の漁師たち、狩りで生きてるエスキモー,海女さんたち、作物を作っている人たち、みんな仲間とともに、喜怒哀楽を共にして生きています。この人たちは、年金くれとか、保育園作れってくれとかいうこともなく、助け合いながら黙々を生活をする。政治家や、公務員や、裁判官や、タレントや銀行員、の半分はいやしい顔に見えるのは私だけだと思いますが、そう見えるのですから仕方ありません。もともと仕事の性質がいやしいものですから仕方ありません。金以外プライドなど持てない仕事ですもん。私の田舎である過疎の対馬で、浜に腰掛け、浅黒く、しわが深く入った老人漁師がタバコをふかしながら沖を見ている顔は、何よりかっこよくいい顔しています。いずれ彼らがいなくなると、いやしい連中が世にはびこり、損得の感情丸出しの、世の中です。韓国、北朝鮮、日本。田舎で鍬を振って貧しくつつましやかに暮らしている連中同士は、国境もなく、憎しみもなく、いい顔で手をにぎりあうはずです。彼らこそが国民です。