世の中、デフレスパイラルとやらで、価格破壊や新商法、今後の経済予測など、情報が錯綜、混乱しており、いまだに迷うだけで、落ち着いて仕事と向き合っていない気がしています。中古車をつかった10分100円のレンタカービジネスや、230円弁当などが登場している世の中で、我々住宅業界も今後の予測ができません。少なからず本質から離れた、「低価格、商業化住宅」や「ローコストのためのデザイナーズハウス」などの住宅ビジネスは成り立っているようです。経営者としての能力に欠けている私にはなかなか受け入れがたい世の中です。向上心をもっていいものをつくっていくことで人から認められ、お金をいただける時代が終わったとはおもいたくありません。人に喜んでいただく仕事がものづくりの原点であり、昔は「手に職をもっていると不況に強い。」とさえ言われてました。乗り切れるかどうかわかりませんが、安売りアイデイア合戦に参入するつもりはありません。今までプライドをもってやってきたことを守りながら、これからの住宅ニーズを探ってみたいとおもいます。また、この不況を乗り切るために人からやさしさや、思いやりがなくなっているように感じることがあります。「自分だけは損せず生き残ろう。」とするあまり、大切なものを失っているようです。自分もいろんなことを冷静に見て、考えて行動します。