われわれの家作りは映画を作ることに似ているように思います。デザインを考え、絵を起こし図面化することは脚本作りです。照明音響、カメラ、スタイリスト、効果・・・・は大工、左官、塗装、設備、内装・・・・多くの人がこだわりのプロとして携わり半年近くかけて、作品を作ります。刺激的で、常にいいものにたどり着く思考と動きが求められます。大手住宅メーカーの家作りは物として買ってもらいそれを組み立てる作業であり、同じことの繰り返しで、サラリーマンの思考です。下手にいろんなことを考えず黙々とプラモデルつくりです。私には退屈です。世の中に首を突っ込み、いつもアンテナを張って刺激を受けて、勉強します。