昔を思い出すこの頃

朝仏壇に手を合わせると、昔のことが思い出されることが多くなりました。信じていた人から裏切られ、途方に暮れてた時期に、ご入居者や、仲間に助けられ、家を創る腕でもう一度頑張ろうとして約15年になります。多くの人に助けられっぱなしの日々でしたが、何とか迷惑かけた人に多少の恩返しもでき、作品も増え、いいおつきあいができてる人も驚くほど増え続けてます。何より、コーディネーターには頭が上がらないほど助けられっぱなしです。やっと人並みにこの年でなれました。この年まで家づくりを続けてこれたことが奇跡です。悪いことも含めいろんな経験が今の私の財産になってます。苦しい時、福岡の著名な経営者数人にお会いして、いただいたアドバイスは、もうこの仕事はやめて、別の場所で別の仕事をしろというものでした。工事中のお客様や、職人を裏切れないという気持ちで一文無しで、頑張った時期が、今はコーディネーターとの笑い話です。我々はまだまだいいものが作れる気がしています。 そして経営者と呼ばれる経済人は大した人はいないということも教訓として残ってます。人より金、会社という考え方の人は魅力的ではありません。