現場で職人さんと話したり、資材屋さんと話したりすると、仕事の大きい、小さいにかかわらず新しい知識を習得することができます。先日紹介したガラスをペンキで塗ることや、プリントされたドア、枠に塗装する方法、汚れではなく胞子やコケがついたブロック塀等、少しあるものを混ぜて高圧洗浄するときれいになる。など、ありがたい情報をいくつも手に入れることができます。建築の雑学で「うだつのあがらない」のうだつは、梁の上に立てる屋根などを支える短い柱で束とも呼ばれます。お金のある人じゃないと、うだつをしっかりたてた立派な家を建てられなかったことから始まった言葉のようです。また桐のたんすがいいといわれているのは、昔、大火事のとき桐のたんすだけは表面は黒く焦げても中身が焼けなかった実例から庶民の間で「たんすは桐」といわれ始めたそうです。ある大工から教わりました。
私たちにとってオーナーからの喜びの声やお叱りが何よりの勉強です。たくさんの人と出会い長いお付き合いの中からいろんなものを学んでいきたいと考えてます。マスターベッツトに洗面化粧台、玄関近くに手洗い器、料理の下ごしらえのためのアイランド、ウインドウヘッドを飾り棚に、などお客様からいただいたアイデアはDアートのなかで進化し息づいてます。