輸入住宅Ⅱ

間寛平のアースマラソンが気になりネットで追っています。カリフォルニア州からアリゾナ州を経て今、ニューメキシコ州とコロラド州の境あたりを走っているようです。動画でアメリカの風景や建物になつかしさを覚えつつ、地球一周の夢にチャレンジしている彼がうらやましいと思います。考えてみると、輸入住宅を学ぶために私もシアトル、ポートランド、ソルトレイク、ミネアポリス、ロサンゼルス、サンディエゴ、ラスベガス、アトランタ、サウスカロライナ、ニューヨークとアメリカの北から南まで訪れ、カナダのバンクーバー、ビクトリアも行きました。気候、風土によって住宅のデザインも様々です。暑い南はカバードポーチで影をつくり平屋をベースに石を使った家が多く、北は木材をふんだんに使い軒を短くして日光を取り入れようとしています。東海岸はヨーロッパの影響が色濃く残りレンガの小住宅が数多く見られます。輸入住宅と一言で語れないほど多種多様の住まい方とデザインが溢れています。共通しているのは北も南も自分達の自然環境を愛し、大切にしていることです。そして、何より人から「豊かさ」が感じられます。それは、けっして経済的なものからくる豊かさではなく、家族や仲間たちとのポジティヴな日常生活から育まれているように思われます。その中心にいつも住まいがあり、重要な役割を果たしているのです。彼らの住まいを手本にしながら九州の自然や文化を大切にした家づくりを続けたいと考えています。

 

2008 M邸(飯塚市)

 

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2008 K邸(大牟田市)

 

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