友人で知り合いのかたから、認可外保育施設の基準を満たすような建築措置を頼まれ、市役所に出向きました。打ち合わせはスムーズに終わり、大掛かりな工事ではなく、危険回避および避難を考えた改装をリクエストされました。少子化といわれながらも保育園は不足しています。大事な子供たちが楽しく成長できる環境の設定を建築家として考えてみようと思います。
それにしても夏休みというのに子供を見かけません。一昔前は夏休みといえば真っ黒い子供がアイス片手に、うじゃうじゃいたような気がします。子供たちだけの世界があり、夏休みは特別な時間でやりたい事がいっぱいでいくら時間があっても足りないくらいでした。いつも夏休みが終わると少し大人になっていたように思います。いまは大人の中に埋没し大人と同じ空間で遊び、食べ、年だけ子供で感性や行動はおじさんおばさんそのものです。大人が子供と友達になろうとしてくっついているようですが、それが大きな間違いで、子供の才能を摘み取っているだけです。子供は子供の世界にいるほうが遊びの中でも勉強の中でも生存競争が激しく厳しくいい経験ができるのです。親をはじめ大人との時間が増えると、楽な怠け者の子供になってしまいます。遊びも勉強もお出かけも、親の指示を待つ子供が増えていきます。「つかれた。」「よっこらしょ。」「ゆっくりしたい。」「休みたい。」こんな言葉が多い子供は大人の悪影響です。もともと子供は夏休みだけは朝早くから長い日暮れまで、「こいつら疲れをしらんなー。」と思うほど遊ぶものです。学校が始まると朝寝坊にはなるのですが・・・・。子供はしっかり遊び勉強する人、大人はしっかり叱る人。基本です。