結婚式

7月半ば、親戚の結婚式に呼ばれ、忙しい中、日帰りで対馬に行ってきました。久しぶりに田舎の披露宴に出て感じたことは、みんなで考え、みんなが参加し、みんなが楽しんでいると言うことです。250人ほどの大宴会は見事にバラバラになることもなく、退屈することもなく5時間がすぎました。イベント化された商業主義の形重視ではなく、「人」を大切に、「人」を主役に、と言う気持ちが自然と出来上がっている田舎のパワーに心動かされるものがありました。新郎の友人の漁師がこの日のためにマグロを釣って、解体ショーをやり、寿司職人の友人がその場でトロずくしを握ります。和菓子家のおっちゃんが、対馬名物、カスマキを使ったウエデイングケーキを作ってました。新婦のウエデイングドレスは、友人達のてずくりです。両家から歌の凄くうまい人と凄く下手な人で楽しく競い合ってました。みんなが品物を少しずつ持ち寄り、くじ引きがあったり、手ずくりビデオが流れたり、とにかくハチャメチャなんですが、まとまって、たたえあって、いい時間を共有していました。私の子供の頃の懐かしい記憶が呼び起こされて、「いずれ対馬にかえってもいいか」と言う思いになりました。年を重ねてやっとふるさとの「人」の大切さにきずきました。何人か「またこいよ」と言いながら土産を持たせてくれ、最終便の空港まで見送りにきてくれました。過疎化が急速に進み、日々の生活は大変に違いないのですが、人が助け合う強い絆はどこにも負けてないと、誇らしく感じました。ちなみに新郎はスキンヘッドで私の親戚なのですが、しょっぱなの「新郎、新婦入場」の際,長髪のカツラをつけて、爆笑をとってました。

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