悔しい思いを力に変えて

オーナーからの依頼で輸入住宅を作る仕事は、平田、渕上、そしていつもの仲間でこだわり喜んでいただきながら造れます。ところが諸費税や福島、オリンピックなどで職人不足が1年位前から始まり、腕の悪い職人や、一度リタイアした職人が戻ってます。工務店も教育が行き届かないようです。最近ではいろんなジャンルの方からいろんな仕事の依頼を受けます。それはありがたいのですが、物を作る価値観やポリシーが違えばいい作品になりません。私どものデザインが欲しいだけであれば受けられません。自分たちのデザインは其れを理解いただいて作る体制と腕が必要です。ある意味、この時期建物に思い入れがあるのではなく金もうけのためのデザインを欲しがる経営者と、こだわりのない、好きで作るのではなく、金のため作る職人に要注意です。悔しい思いで作らざる得ないこともあります。その悔しさをエネルギーに変えて最善を尽くします。