最近三、四十代の住宅にかかわってる人四、五人と仕事をしてますが、完全にサラリーマン化してて、独立意欲もなく、クリエーティブな仕事の腕を上げよう、うまくなろう、としていないようです。修行をつもうなどという意識は全くなく、できるだけ自分の仕事の範囲を狭め、楽していい待遇を望んでいるようです。叱ると、「自分はそんなやり方ではない。」とか、「私はこれで精いっぱいです。」とか、あげくのはて、「あなたにそんなこといわれるすじあいではない。」とか・・・・・。残念です。つまらぬ男が多くなったものです。平田のような男の中の男には出会いません。こんな父親に育てられた子供が正しく働くはずもなく、いよいよ日本危うしです。住宅そのものがデジタル化して、物としてとらえられ、貧弱になっていってます。いい作品を見たり、先輩の話を聞いたりして、昔は自分の未熟さに焦り、終電までがむしゃらに働いたものです。「一人前ではない見習いものは休みなどありません。そうじゃないとのびないよ。」と設計事務所時代、いやな先輩に言われました。でもその通りだと今、思います。
今日仕事帰り、一日参りの十日恵比寿に参りました。ある方のアドバイスで、今日お参りしなさいと教えていただきました。今ある現場の安全と、いい作品になるようにお願いしました。