輸入住宅メーカーの作品を本なんかで見ると、必要以上のデコレーションや、カラーリング、石やタイルなど、たくさんの部材を使い、住まいを逸脱した、ド派手な住宅作品が並んでいます。お城や、ホテルや、店舗のデザインを模写して作られているようです。それらを輸入住宅と呼ぶのであればわれわれが作る家は、明らかに違います。シンプルで、きれいなプロポーション、マテリアルやカラーもできるだけ少なくし、ポイントにだけこだわりのデザインを施します。作品集を見ても、おわかりのように、きらびやかではありません。デザインを勉強すればするほど、シンプル、良質、美しい形が大事に思えます。しかしながら、いろんなものを自分で選んで楽しみたい人が少なくありませんが、しょせん何の勉強も知識もないのですから、いいものにはなりません。よく、いい、悪いは人によって違うという人がいますが、荘ではなく、いいものは多くがいいといい、悪いものは多くが悪いというのです。「小澤さんたちの作る家って、輸入住宅、輸入住宅してないですよね。派手にあばれてないもん。」ご入居者の一人の奥様からご契約前に言われた言葉です。