働きづくめの姉妹

施設の母を、妹である、叔母が見舞ってくれました。おふくろは5人兄弟の長女で、叔母が次女です。兄弟の中で、一番活発で、目立つおもしろい人でした。大きな声で耳元で呼びかけたり、足や手をさすったり、少し涙ぐみながら「またくるよ。」・・・・・・二人とも狂ったように明るく働きづくめの、人生だったことは子供のころから見て知ってます。わたしは商売は叔母から教わりました。おふくろは多くを語らず、お店と家を守った人です。親父や、叔父は先立ち、一人の時間が多くさみしいようです。頑張ってきた人間はもっといい老後を過ごす権利があるように思います。出来る限り、寄り添いたいものです。

愚痴らず、我慢強く、自分のことより人のために、動きまわり、感謝を忘れづ、悪口や他人を誹謗中傷することなく、ねたみ恨みは人間の屑と教えられました。わたしはいい人、いい親戚のもとに生まれ、育てられたことを誇りに思います。尊敬できる母であり、おばです。対馬で躾られたことが今も、わたしの基礎です。60になろうとしてても、二人には頭が上がりません。

写真 (63)