ハウステンボスに行く度に、気持ちのいい風景に出会います。特に大型ヨットが桟橋についてからは、ついついカメラを向けたくなります。先日階段を塗装してると、白鳥がとてもなつっこく近づいてきました。えさをねだってるのでしょう。自然の光と影が刻々と町の表情を変えてくれます。室内もまだ完璧にディスプレイしてませんが、いい雰囲気になりつつあります。八月にカメラマンを入れて撮影予定です。家を作る仕事って素敵です。街並みに参加して、風景をつくり、人と人をつないでくれます。
カテゴリー: 福岡の輸入住宅
自然の力
ハウステンボスの残工事にF大工と行きました。輸入アクセサリーの取り付け、建具調整などです。日陰に腰を下ろし、冷たいものを飲んでるととても涼しく快適です。日が落ちると最高に心地よい空気が流れます。この感じは私が生まれ育った対馬の夏の夕暮れ時と同じにおいです。みんなが浜に出てきて夕涼みしながら楽しんでいました。大人たちは井戸端会議、子供らは花火、釣り糸を下げてる人たちもいましたし、泳いでる人もいました。夏の暮らしです。エアコンなんてなく、網戸がなかった小学校六年までは蚊帳を吊ってました。人は自然と共生すると快適に暮らせるということを再認識しました。ハウステンボスワッセナーも芝生、植栽、木々、木の桟橋、木造の家、運河の水・・・・・。心地いいはずです。強制的な温度調整ではない、快適さがあります。私も家で、エアコンをつけることはありません。山の中で、木々に囲まれ,北向きに窓があるからでしょう。窓を開けてると寒くて目が覚めることもあります。
政治も行政も多大な責任がありますが、都市計画の偉い先生方からわれわれのような末端の建築家まで、もう遅いかも知れませんが自然との共生をテーマに活動していくことが大切だと思います。経済成長は人としての環境やルールをまじめに確立した上で、行われる議論のはずです。
子供の頃泳いだ 白浜
挫折のすすめ
なでしこジャパンの快挙で日本中が盛り上がってます。個人としても、組織としても高い目標に真剣に向かう人だけに「挫折」が訪れます。今目標も作れず「自分は何に向いてるのだろう。」と自分探しで時間を使い、努力してない人は「挫折」することもありません。「挫折」とは素敵な経験です。挫折がなにより人生の栄養です。なでしこにもたくさんの挫折があって、今回の栄誉のはずです。世界一の次に訪れる挫折は今までとは比べ物にならない挫折を経験するはずです。またそれを乗り越えてくれると期待します。イチローも今年苦しんでます。イチローしか感じれない苦しみだと思います。
政治家、東電役員、九電役員・・・・エライ人たちは本当の挫折を経験せず地位だけ手に入れたため、何の魅力も、力もないことが露呈しただけでなく、考え方が少しおかしい「かわいそうな人」に感じてしまうのは私だけでしょうか?学力ではなく学歴を手に入れ、仕事に生きがいを感じず、出世に全力を使ってたら、組織の力が自分の力と感じてしまうのでしょう。正しいことが何かさえわからず、保身ばかりです。
挫折とは目標が高ければ高いほど苦しいものです。自分と向き合って再びたちあがれば、凄い力がつきます。エライ人たちは信念がないから自分と向き合うことができず、社会の目ばかり気にしてしまうので間違ったその場しのぎの考えで切り抜けようとしているように感じます。
高い志を持って挫折を繰り返すことができる人であり、組織でありたいものです。私なりに苦しいひとつの挫折を経験してからのほうが以前より周りが見え、人やお金の価値観も変わり多少は本物が見えるようになった気がしています。これからも勉強して、力をつけて、挫折して、また勉強して・・・・繰り返しながら住まい作りを通じて魅力ある人生を歩きたいと思っています。
おめでとう。なでしこジャパン。
久しぶりのデスク
海の日というのに台風が来てます。今日は久しぶりにデスクでマンションリフォームのパースと見積をがんばってます。N女史が休みなので毎朝楽しみな「ところてん」が出てきません。N女史は休んでもところてんは休まないで欲しいものです。いないから書けるのですが・・・・。
ハウステンボスT様は大きすぎてマリーナにおいていたヨットを家の前に持ってきたみたいです。こぼれ話で書いた、夢を見せていただいたヨットです。我々も少なからずリニューアルした家の前にヨットがおさまる風景を目指してがんばりましたから、うれしい限りです。特に、桟橋を作ったK大工親子は喜ぶでしょう。残工事が多少あります。甘えることなくすぐ終わらせます。
レレレのおばさん
十五日早朝、T様のヨットがハウステンボスに無事到着しました。平田は前日からホテルに泊まり、わたしは職人と家具を持って早朝福岡を出ました。今日までセッティングがかかります。平田はホテルでぐっすり眠り、バイキングの朝食をたっぷり食べたようで元気です。桟橋をホウキを持って掃いてる姿はレレレのおばさんです。カメラを向けるとホウキにまたがりご機嫌です。
ハウステンボスから夕方福岡に戻り南区K邸の現場に行きました。ワンチャンハウスは完成です。これからパーゴラ工事です。新しく家族になった「大きい子犬」を抱かせていただきました。ぬいぐるみそのものでおとなしいかわいいワンチャンでした。この子がすぐに五、六十キロになるそうです。驚きです。
長府
以前一緒に仕事をしたNコーディネーターご夫妻からご紹介の電話を頂き久しぶりに、長府に行きました。相変わらずこの町は魅力的で、ゆっくり散策したいと思いつつ、いつも車で一回りばかりです。歴史を感じる土塀、日本家屋、神社・・・混在して美しさが引き立つ町です。庭の美しい画廊をかねた喫茶店でお茶を飲んでひと時を楽しみました。
今日はハウステンボスの片付けのためトラックで行って残材をつんで帰ってきました。帰りの高速が大宰府付近で事故のため大渋滞です。四時間掛けて到着しました。N女史が待っていてくれて残材降しを手伝ってくれました。助かりました。今、夜十一時です。ブログを打っている背後でN女史の「出た。右手中指一本指打法」とひやかしの声が聞こえてます。
牛丼テイクアウト
南区K邸の帰り、お昼時になり、牛丼を買って帰りました。現場レポートにも書いたとおり、T様がハウステンボスに向かうヨットのうえで食べる牛丼の写真が凄くうまそうに見えて、テイクアウトです。T様に向けて何度もメールするのですが,洋上だからなのか、送信できません。リアルタイムでいろいろ聞きたいと楽しみにしてるのですが。オヤジが船乗りだったので、レベルは違えど、船で食べる飯はうまいし、朝日夕日はとてもきれいだし、夜の星の数は感動します。幼稚園、小学校とオヤジの船で博多、唐津、下関・・・・楽しかった思い出ばかりです。今この年になっても海にはあこがれます。考えてみると、市営住宅、マンション、今の家すべて海が見えるところに住んでます。
灼熱の地鎮祭
下関S邸の地鎮祭が執り行われました。梅雨明け独特の湿度の高いなかでの激しい日差しです。オーナーご夫婦は紙コップに冷たいお茶、蚊よけスプレー、蚊取り線香など用意頂き恐縮しました。暑い中前日には草取りまでしてくださって、びっくりです。いまから自分たちの家を作るぞという素敵な意欲が伝わってきて、我々も本当に楽しく家作りができそうです。がんばります。
帰りに先日ご紹介いただいた下関の医院計画の現地にも立ち寄り簡単な現地調査を行いました。アイデアをまとめていい提案をしたいと思ってます。
この年になっても,この体型になっても梅雨明けと聞くとなんだかうきうきします。海で育ち、高校球児だった私にとって暑苦しいといわれようと夏は一番好きな季節です。この時期に動き回って汗をかいて仕事をし、冷たいシャワーを浴び、ソーメンを食べてがんばります。お盆前に一度海でしっかり泳いどくと冬、風邪をひかないというばあちゃんの言いつけを守って泳ぎに行く予定です。
石張り、ペアガラス、エアコン付ワンチャンハウス完成間近
うれしいご紹介
朝からF大工とハウステンボスにでました。今日はリニュアル中のT邸の管理と、ワッセナー内の新築作品であるH邸のオーナーと家の点検をするのが目的です。あいにくはげしい雨です。H様と久しぶりに家の中を点検して客観的に見ても「いい家」だと感じました。こだわりながら作った経緯も思い出しました。「物語のある家」はやはり素敵です。
T邸は造作工事がひと段落してバスルーム、テラス、キッチン等のタイル工事とクロス工事がメインです。雨が邪魔して困りますが、平田とF大工ががんばってこだわって動いてます。特に平田は職人、業者、材料発注、家具、照明、カーテン・・・電話を握った時間のほうが多いくらいです。
今日はうれしいことに、お二人のご入居者からご紹介をいただきました。いいご案内とご提案をして納得いただければ最高の喜びです。ご紹介いただける家作りは、いつの時代も住宅屋が目指す最高の目標です。打ち合わせ中、施工中の満足、いい作品、メンテナンス、人間関係、・・・・全てに一生懸命取り組んで、いただけるのが紹介だと思います。もちろん我々もそこを目指してます。