私はカバードポーチのある家をよく提案します。九州では雨が多く、夏の陽も強い訳ですから軒が深い空間があることは風土的にもあっていると思いますしデザイン的にも陰影が家の表情を豊かにします。庇がかかり柱や手すりに囲まれた「半外部空間」はとても落ち着きます。ベンチでもおいて「休日に飲み物と文庫本」・・・お勧めです。便利でしょうが洗濯物は干さないで欲しいものです。







雪の降る夜、久しぶりに早く帰宅したので暖炉に火を入れました。
マキが燃える炎の灯りや匂い、パチパチという音全てが何にも代えがたい最高の「いやし」です。
世界の巨匠、フランク・ロイド・ライトや私が尊敬する吉村順三先生も暖炉をつけることを勧めています。
ライトは知性や「感性を向上させるものが暖炉だ」と言い、吉村先生は暖炉に「火を入れると空間をドラマチックに変える力がある」と言っています。
私にとっての暖炉は「心身ともに暖かくなるもの」・・・だと思います。


KOZAWA