新しい提案。.

地域を巻き込んだ街をつくろう。を合言葉に、新しい老人ホームを模索しています。高級温泉旅館の「離れ」をイメージした、洋風の戸建を提案してみました。大きな公園の中にたたずむように、小道を作り、木々や草花に覆われ、ベンチや、ガゼボーで散歩の途中一休みです。夜には電飾でライトアップ。近隣の人の公園でもあります。隣の大きな建物は、おいしいパンやスイーツ、小物雑貨、レストラン、イベントルーム、キッズコーナー・・・・・・・・介護の基地でもあります。食事は部屋食やレストランを日によって選べます。戸数は多く取れませんが、質の高い暮らしを提供できます。元気なお年寄りがこの公園を管理し、草花の手入れをしてくれるはずです。

 

また一つ女の方が偉く思えてきた。

歌の文句通り、女の方がどう考えても、偉いと思います。一言でいうと男はいつまでたっても、いけ好かない、ませた子供です。ガキならまだストレートでいいのですが不機嫌になったり、すねたり、気に障ったり・・・・・。知らないうちに女性は身近な男の分析を済ませて、取扱説明書を作り、把握してるように思います。賢い女性に助けられている男性が成功しているともいえます。ある意味、男にはいつまでも母親が必要で、奥様や恋人にその要素がないと育たないのかもしれません。男の気分によって甘えさせ、褒め,たしなめ、・・・・・。女性は大人です。

今日、平田の同級生がやってる、高級なステーキハウスに夜、行きました。ご夫婦でやって今2代目らしいです。久留米の老舗のようです。久しぶりの再会にお互い喜んでました。店の雰囲気、接客、料理、どれも満足しました。先代から受け継いだ店に誇りを持ち、謙虚に守ろうとしているのがよくわかりました。ご主人が作る料理で奥様がもてなすさまはとても今まで会った平田の同級生とは思えない程、知的で、上品でした。ご主人の料理もこの奥様で生かされてると感じました。

最近家の者が入院して、思ったことがあります。子供とおもっていた娘がもうすでに私の取扱説明を、把握しているようです。女性恐るべし。

北野たけしが「間」についてよく話す。間が悪いとか、間抜けとか・・・・・日本人は話に間を取り入れることで、感情を表現できる。話に重みや説得力が増す。高倉健など、多くを語らず、間で勝負しているように感じます。落語漫才などよくわかりませんが、たけしに言わせると間がない芸はつまらないらしい。歌舞伎,能等とにかく日本人は、すべての間を重んじるようです。

もう一つ間と呼ばれるものに「空間」がある。わかりやすく言うと部屋。奥の間、次の間、床の間、茶の間・・・・・・わびさびという言葉のもとに、いらないものをとりはらった茶室という文化。2,3畳の狭い空間に床の間の一輪挿しとかけ軸。躙り口という極端に小さい出入り口。モミジの葉っぱが一つだけの落ち葉・・・・・・・これに心が動くDNA。京都の金閣寺などきらびやかな寺院仏閣を外国人は好み、禅寺など、枯れた間のある佇まいを日本人は好むようです。物を付け加える美とそぎ落とす美・・・・・・。

間を大事に、住まいを考えてみようと思います。B邸の渡り廊下は、二つの世帯が気持ちよく共存するための「間」と言えるかもしれません。

1月終了

1月も無事終わりました。フレーミングの月でした。よく怒りましたし、よく笑いました。今施工中のお客様の暖かさに救われてます。われわれの方が楽しませていただいてます。なんでこんなに謙虚で我々ごときに信頼いただけるのか・・・・・・・力をいただくばかりで恐縮です。またご入居者でお世話になってる方々のメンテをわずかばかりの御礼代わりにという気持ちで行うのですが、「そういうわけにはいかん。きちんと請求してください。」「遠慮しないでいってください。今後頼みづらくなるから。」「利益もきちんととってもらわないと。」ありがたいお言葉ばかりです。もちろんなかには筋の通らない自分の損得ばかりの方もいますが、そういうところには我々ばかりではなく職人もよらなくなります。施工中6件、着工1件で2月を迎えます。新規の計画も今、盛んに手を動かしてます。いつもどん底を見てきたせいか、不安と、心配は絶えません。いつも平田と月末になると「気を抜いたらいけませんけど、数年前に比べるとこんな月末考えられませんねー。」という会話になります。せっかちや焦りは臆病から来るのかもしれません。お客様と、平田、渕上等仲間に支えられ、この仕事ができてます。2月また新たな気持ちで頑張ります。そして2月は新規のご契約をいただけるように頑張ります。

 

ストックルームもこだわって・・・・

半年前にお引き渡しした宗像Y邸のストックルームを作ってます。家と同じファサードで、扉は玄関と同じ黒にする予定です。どんな小さいものでも、デザインは必要です。色や素材を話しながら作ってます。お隣は市販のスチール製物置を置いてありますが、私は自分のデザインした家には置きたくありません。敷地全部をデザインする気持ちが必要です。渕上大工と、もう一人の若者はいま、わたしのところで設計の見習いをしている宮崎です。23歳。7年大工の修業をして、今から住宅デザイン屋を目指してます。デザインの知識や、会話、接客などは全くできませんが大卒の理屈だけこねるあまちゃんと違い、社会人としての躾を修業の中で叩き込まれてます。これが今の若者に一番欠けてるものです。知ったかぶりも、大きく見せようともせず、弟子として謙虚に動く姿は、みんな好感を持ってます。自分がまだ何もできないことをしっかり認識して頑張ってます。わたしや平田、渕上だけでなく、関連の業者や職人にも一緒になって育ててもらうつもりです。

 

O邸着工

北九州O邸が着工です。暖かく快晴です。基礎補強工事を済まして、地鎮祭は行うことにしました。O先生の奥様は水巻K先生のお嬢さんです。母屋、若先生の家、湯布院別荘と、たくさん仕事をさせていただいてます。今回も広い敷地に、デザイン性の高い住まいを手掛けさせていただきます。これから約半年、家づくりを楽しんでもらいます。施工中を楽しめない家づくりは2流、3流の会社だと思います。現場でだんだんアイデアが出て、変更してこそいい住まいになるのですから。迷い続けることと変更することは違います。

2x6、ビルトインガレージ、ランドリールーム、セントラルエアコン・・・・・・まさにアメリカンハウスです。平田とのインテリア打ち合わせで、お好みの空間に仕上がるはずです。上棟のころは春です。完成時は夏です。約半年のサイクルで工事を行うわけですから、季節が変わります。長いお付き合いです。まさにこのなにもない敷地に、家ができていきます。無から有をうみだす誇りある仕事だと思います。

 

 

食べ物

年を取ると、食べ物ですぐ体調が変わります。このところ、お客様から、果物や、お肉、野菜・・・・・新鮮なものをたくさんいただけます。鍋にしたり、サラダにしたり、すき焼きしたり、おいしくヘルシーな食生活が遅れてます。コンビニ弁当やファミレスの油ものばかり食べてた頃とはえらい違いです。朝もすっきり気持ちよく起きてますし、体重も若干減りつつあります。皆様のおかげです。体調がいいと、いろんな欲が出てきて、エネルギッシュに生活できます。行動的な日々を送れてます。

今日は新しいプランを一つ完成させました。明日提出です。そして、B邸上棟式です。餅まき楽しみです。つくづくいい仕事だと思います。いいお客様に恵まれてるなーと思います。自己管理をして、元気でいることが作品に対して責任を果たすことでもあります。

家宝

王、長嶋、いわゆるON世代のプロ野球ファンだった私にとって、彼らは神です。東京のM様が、私のために、王さんに頼んで、色紙と、サインボールを送ってくださいました。仕事上のお付き合いがあるようで、こんなうれしいことはありません。やや舞い上がり気味です。王さんのサインということもそうですが、施工中のお客様である、M様が私のためにサインをお願いしてくださったことも、うれしくてたまりません。こんなことがあるなんて、感激です。だからこそ家宝です。

M様には今までの無礼の数々、お許しください。いつも私どもや職人に、気さくに接していただき、心使いいただき、感謝してます。破天荒で、時々、下世話で、偏屈爺で、面白くて、エッチで、奥様にわがままで・・・・・なんてもういいません。でも最近思うのですが、女性にもててた話をよくされますが、実は女性より圧倒的に同性が自然と集まってきて、親分やってる人生だったように思えてなりません。今まさに現場ではそんな存在です。「牧口さん喜んでくれますかねー。」現場でよく飛び交ってる言葉です。

最近感じること。

家をシステム化してお客様に「売る」行為は 住宅メーカーの仕事であり、「営業マン」が必要です。お客様と家を建てる行為は組織ではなく、個人の仕事であり、技術が伴うコンサルであるべきです。前者は先に利益が計算され、後者は後から利益がついてきます。時々、勘違い社長がいて前者と後者のいいとこどりみたいな組織を作ろうとします。そしてことごとくお客様に気分の悪い思いをさせ、迷惑をおかけしているようです。ましてや輸入住宅など、家の性格上、本物志向のお客様の感性が組織を受け入れるはずもありません。トラブルを抱えて多くのお客様がご相談に見えられます。うちは弁護士事務所ではないのですが、住宅のよろず相談所ではあるべきだと考えてます。もちろんそれにはいろんな知識や経験が必要です。「住まうこと」に関してのすべてにおいて、家を買う人ではなく建てる人たちの先頭を走る二人でありたい思います。この仕事を30年近くやり続け、多くの作品も出来ました。われわれだからこそ、お応えできる相談も多いはずです。

いい時代を生きている。

私はいい時代に人生を送れてるように思います。戦後が終わり、かなりのスピードで世の中に新しいものが生まれ、進化していく時代です。コーラやカップラーメン等の飲食物、車、飛行機、新幹線、電化製品、携帯電話、パソコン、宇宙・・・・・・・・。半世紀くらいですごい変わりようです。これからがやや心配な世の中ではありますが、豊かな時代です。自分の持ってる力からしても、これだけいろんな方からお声をかけていただき、仕事をさせていただけるというのはすごく幸運なことです。勉強が好きではなく、わたしのデザインや技術は、教科書や、学校の先生に教わったものではなく、遊んだことや見たもの、職場の先輩、後輩、現場の職人や、お客様から教えてもらった力です。ただ、家づくりが好きだという気持ちだけは人より、強かったとは思います。これまでの作品以上の作品を作る意欲はまだまだ十分あります。もっとクオリティーを磨きます。