19日、知り合いの業者さんがマリンメッセで行われているギフトショーに出店しているということで1時間ほど顔を出しました。彼らは、1坪もしくは2坪の樹脂製の温室を造り、LED電球をつかった水耕栽培で、花をそだてたり、「生きくらげ」を作っているようです。「生きくらげ」を試食しましたが、なかなかおいしくいただきました。来場者にも好評のようでパックにいれた「生きくらげ」がよく売れてました。一般の人も100万ほどの出資で温室を購入し、水耕栽培ビジネスをしませんかというプレゼンテーションのようです。高齢者もできますし、趣味と実益をかねて奥様のサイドビジネスとしても注目されているようです。飲食店やホテルなどからも問い合わせがあると聞きました。ほかのブースもひととおりまわってみましたが、食品、衣類、アクセサリー、健康関連グッズなどいろいろなアイデア商品が所狭しと並び、一般の方とビジネス関連のかたでずいぶんにぎわってました。私の感想としては、温室にしろ、なんにしろデザインに神経が行き届いてないと思います。形、色全てにおいてデザインのいい物を作ろうとする努力がかけているように思います。アメリカ領事館のブースでミネラルウオーターが売ってましたがそのボトルのデザインに引かれてたくさんの女性が足を止め、購入してました。まずサイズがバックに入る大きさでラベルの裏に描かれている滝がボトルの中の水越しに見えることで、清涼感たっぷりです。化粧品の瓶と間違うほどの美しさです。家に限らず「美しいものを作ろう。」とする意識が欧米並に芽生えることを期待します。
大手住宅メーカーの家をリニューアル
基山で築19年の大手住宅メーカーが建てた家をリニューアルすることになり、契約も終わりました。発注から納品まで時間がかかるものはすでに打ち合わせ済みなので、至急段取りして25日着工7月15日完工の予定でがんばります。水周りに一部輸入クロスを貼ったり、設備品をデザイン性のあるあたらしいものに変えたりして、自分たちが得意とするオシャレな空間にチェンジします。リビング、ダイニング、キッチンがかなり広いので、大きなクラウンをつけ、フローリングも壁、天井のクロスも新しくなります。もちろん照明器具やカーテンもトータルでコーデイネートします。大手メーカーのリフォーム部署は、新しくしたり、修理したりはしますが、高いうえにデザイン力、提案力に欠けるようです。もちろんデザインはしっかりした性能のもとにあるべきです。屋根、外壁、床下も調査した上で今回一期工事では防蟻工事を行います。今回もユニークで楽しい工事になりそうです。
リニューアルの実例K邸
元気の出る話
昨夜サッカー日本代表がワールドカップカメルーン戦に歴史的勝利をおさめ、やや元気をもらえたわけですが、最近のニュースでは「イトカワ」という小惑星に行って帰ってきた「はやぶさ」に大きな感動と勇気と元気をもらい、日本人としての誇りも久しぶりに味わうことができました。長い歳月、苦難の連続だったようですが、それをみんなで必死に乗り越え任務を果たし帰還させたことはまさに奇跡です。無人で感情をもたない機械であるはずの探査機「はやぶさ」の旅に心動かされ、涙するのは、地球にいるスタッフ全員がけっしてあきらめることなく全力でささえることで、機械を生命体に進化させていったように思います。この「錯覚」は高い文化ではないと起こり得ないことで何より日本らしい偉業だとおもいます。私もオーナーやスタッフと力を合わせ、家を生命体に進化させるほど強い思いを持ち続けるつもりです。
地鎮祭
男の言い分、女の言い分
家を作る際、トイレは男と女で一番意見が異なるエリアです。一般的にメインはやや広めでタンクレスのおしゃれなウオシュレット付洋風便器にカウンター付手洗いを設置するか、もしくは、贅沢して洗面化粧台を設けることが多いようです。よほどの広さがなければ「小便器」を設置しようと言う話にはなりません。ましてや洗面化粧台や手洗い器をやめてでも小便器をなどと言う話は皆無です。男は小便器の前に立ち用を足すことで男を実感するのですが、それもかなわず百歩譲って洋風便器の便座をあげ、立ってすることで男を保っているようです。女性にとっては立ってされることで、飛び散る不潔さ、掃除の大変さを必死で訴えかけてきます。最近はご主人に「座って用を足してください。」というリクエストが多く、若干の反論をされるご主人もいますが、結局は「わかりました。」ということで一件落着です。男として、女として、自己主張しあいながらも微笑ましい会話の端々に、しっかり愛情が感じられます。
久しぶりの訪問
好物と浪費
型枠検査のため白石の現場に行ってきました。一人では寂しいし、疲れるのでF棟梁をさそって運転してもらい一時間四十五分かけて到着しました。暑い中、大工である施主のお父さんとお兄さんが基礎屋を使わず、自分たちで丁寧に工事をしていました。鋼製型枠ではなく、新しい合板型枠で立ち上がりが組まれ、金曜日コンクリート打ちだそうです。最近、経費節減のため高速を使わなくなったのですが、下の道を走ると、いろいろな好物や懐かしいもの、珍しいものが目に入り、寄り道してしまいます。小城を通ると、「水田の塩羊羹」を買い,三瀬を通ると「三瀬そば」を食べ、北山では評判のパン屋に寄りました。合計すると高速代の三倍くらいつかってました。F棟梁からは、家族への土産まで要求され、「こんなだったらいつでもお供しますよ。」と笑顔で帰って行きました。節約が浪費にかわり、やや自己嫌悪になりました。
地縄張り
様変わりする結婚式
親戚の結婚式に出席しました。場所はノートルダムマリノアです。海辺のチャペルで外人の牧師、賛美歌、ファンファーレで結婚式が行われ、チャペルの階段を出席者のフラワーシャワーを浴びながら中庭に下りてリムジンに乗り込むという、まさに「欧米か」と言いたくなるプログラムでした。海外に行かなくても「夢の挙式」を提供してくれるようです。建物もそれなりのマテリアルをつかい、悪くありません。見慣れたモールデイング、ウインドウヘッド、三方枠などたくさんありました。パーテイー会場は大きなガラスから、博多湾、能古島が間近に見え、明るいリゾートレストランの様相です。歴史がない分、文化も人も真似事のように感じましたが、デイズニーランド、ハウステンボスなどのテーマパークにはじまり、インターネットをはじめとするメデイアによる世界の情報によって、明らかに若者の間で欧米文化が根ずいていってます。輸入住宅が将来増えていくと今日の結婚式に参加して確信しました。その文化が定着する頃「本物と偽者」のみわけがつくはずです。だからこそ本物を作り続けます。
恩人からの電話
私は、約20年前,30代前半の頃、初めて手がけさせていただいた輸入住宅が総レンガ張りで150坪のY邸でした。Yご夫婦はヨーロッパでの海外生活の経験もあり、妥協のない本物のエレガントな住宅を希望されており、まだ知識も経験もない私は緊張感いっぱいで、必死で設計し、打ち合わせをしました。一生かけても経験できないような作品を、若造だった自分に「若い感性に賭けよう」と託してくださったことに感謝し、その後のデザイン屋として、恥ずかしくない家を作れるようにしてくださったのもYご夫妻のおかげです。竣工式の時、引き渡せた喜びと、緊張感からの開放で、不覚にも号泣してしまいました。いい住宅をたくさん作ってきたつもりですが、取引先のアメリカの業者が「アメリカでもめったにない。すばらしい。」と感嘆の声を上げてくれたのはY邸でした。昨日そのY奥様からお電話をいただきました。「元気でがんばってますか。」と言う優しい言葉が身にしみました。20年と言う長い歳月のなかで、それぞれ訪れた試練に立ち向かい今、がんばっていることに凄く共感でき、また勇気の出る言葉を頂うれし涙をながしてしまいました。私の人生の節目に必ず声をかけてくださるY様に感謝します。人にしても、物にしても「本当の本物」が少しわかりかけてきた今からが、自分でも楽しみです。
Y邸邸ダイニング














