引き渡して4ヶ月、百地浜のU邸の撮影を行いました。 H女史のコーデイネートを信頼していただき、時間をかけてもいいからと小物、椅子の張替えも注文いただき、全てそろったところで撮影となりました。 品良く、さりげなくクリスマスのデイスプレイが施されてました。
「ブルーリゾート」をテーマした空間はコンサバトリーと共に上質な時を演出しています。いいオーナーに出会えたことで、私の設計とH女史のコーデイネートの腕が最大限振るえた会心のリニューアル作品だと自負しています。
私の目指す家作りは、マテリアル一つ一つを悩みながら選ぶことではなく、少しでも安いものを手に入れることでもなく、『どんな雰囲気の空間で暮らすか?』を突き詰めていくことです。それが決まれば、マテリアル選びは我々プロに任せていただいた方がレベルの高い家ができるはずです。「損得勘定」をした打ち合わせでできた家は、得したように感じるだけでレベルの低さがわかってしまいます。 そろそろクリスマスのイルミネーションが飾られる時期です。これでもかというほどギンギラギンにしている家を良く見かけますが、苦笑いしか出てきません。どんたくの「花自動車」じゃないんだからと,つっこみたくなります。
マンションリニューアル のY邸の撮影も行いました。以前にも紹介しましたが、この物件は 予算だけ決めて後は全ておまかせでした。出来上がるまで一度も見ることなく、家具まで全て入れて 「できあがりました。はいどうぞ。」という状態で 凄く楽しかったしごとです。どんなサプライズで驚かせようかと日々考えていたことを思い出します。とのかくこの二つのリニューアルは私にとって財産です。感性豊かなオーナーと雰囲気のある家を造りたいと強く思います。