感覚の仕事

頭がよくないせいで、若いときから、勉強や、必死の受験戦争にまったく興味もありませんでした。試験というものの多くは暗記や、公式で採点され、国の優秀な官僚を見つける作業にしか見えませんでした。一方、芸術的なもの、たとえば音楽、美術、彫刻、書道、絵画、作家、芸事・・・・そんなものは趣味であり学業ではないと受け取られていました。スポーツなんぞなおさらです。幸いなことに、私は好きな住宅デザインの仕事で生きてます。欧米では、絵描きや彫刻家が建物のデザインをします。建築家は美しいデザインができる人であり、バランス感覚にたけた人です。暗記や公式、法律などの国の試験で職業を得た人が多いからか、日本はどのジャンルも、色やデザインが貧祖です。感覚を磨き続けること、実績を積み上げることが勉強せず、感覚で仕事をしてる私のやり方です。腕が落ちたり、愚作をつくると仕事は亡くなる覚悟で日々送ってます。