わたしの家作りはアナログです。

われわれの家作りのやり方はオーナーと打ち合わせ、提案は自分の手で図面を書き、パースを書き、マテルアルの選択や修まりも手で書くことで、何をしたいか、を伝えます。それがオーナーの方々に信頼いただき、ほかにない家作りとして評価いただいています。また施工中でも原案よりいいデザインになると思えばオーナーの許可のもと、すぐ変更し、よりよいものにします。その仕事のやり方にだめだしするひとがいます。何もわかってなく何の知識も実績もない人です。笑うしかありません。日本の一般的なキャドソフトに日本の材料を入れてキャドを打つと勝手に機械が自動で図面もパースも作り、機械の中の色を選択するようです。使ってもらうため材料屋が作ることも多いようです。どの方向,高さからも絵が出てきますが、べたっとした悲しいものです。どの会社も同じ使いやすい『素人でもできる』といううたい文句のキャドを使い図面やパースを作り、現に悲しい家が街中に充満しています。デザインのプロであるならこんなゲームみたいなキャドソフトは使いません。まず最低50分の1の平面図と、全面のファサードでバランスの検証か必要です。キャドだけ触る昨今建築家やコーディネーターが育ってない原因でもあります。ローコスト住宅や規格住宅、プレハブ住宅などは製品を作って売っているのですからデジタルでいいでしょう。われわれはオンリーワンのこだわり住宅であり、美しい家を作ることを信念にしています。まだまだ力不足ですが努力を続けます。特別な家やコミュニティーを検証する人たちは機械で作った絵を見て良いの悪いの言う寂しいことをせず、みんなでまず住宅を勉強をすることが大事だと思います。そうでなければ信頼置けるプロに委託されるべきだと思います。多くの人の意見を真摯に素直に聞く度量を持つべきです。