最近の常識と自分の常識に格差があり、生きづらい世の中です。ハラスメントなるものはいったい何なのかいまだにわかりません。私の生きた時代は、大工や左官など職人も漁師も、建築家も、陶芸家も、歌い手も、芸人も・・・みな徒弟制度の中で、厳しく鍛えられ、一人前になっていきました。お金を出して学校など行かなくてもいい腕を持つことができたのです。最近は弟子をしかり、一人前に育てようとする行為はハラスメントのようです。学校制度の中でかねもらって弟子ではなく、学生として扱うことで、みな同じスタンスで接し、だめな人はだめという割りきりの世の中です。ひととひとが深く触れ合ってお互い責任を持って一人前になる行為がなくなると、金の社会しか残りません。やさしさやしかられないこと、簡単に飯が食えることが大事ではなく、尊敬できる人のそばで仕事を覚えることが何よりです。そして次の世代を育てるのです。あまちゃんでがんばらない怠け者に合わせた仕組みがやさしさではありません。学校などどうでもいい。人です。大事なのは家族、親、師匠、弟子です。人として恥ずかしくない躾を受けると、国会議員のような連中はいなくなります。