弱者の強み

 我々はたった二人のデザイン会社です。だからこそデザインや打ち合わせにおいてはどこにも負けない知識と力をもって、オーナーに喜んでいただこうと思ってます。そのためには動き回ります。モデルルームなど持てなくてもどこよりもすごいご入居者の家をご案内させていただいています。ご入居者も自分の家は我われとの共有作品と思っていただいています。長い、いいお付き合いは、弱者だからこそできるのです。我々の多くのご入居者は大手住宅会社と家づくりをはじめ、その打ち合わせにがっかりされて、われわれに声をかけていただきます。「会社の決まりがいちばんで、自分たちの希望をわかってもらえない。」口をそろえてそう言われます。大手の基本は建売や、マンション販売のようなビジネスが利益追従で、大所帯を支えるにはそれしかないのでしょう。高いデザイン、知識があれば少人数でレベルが高い仕事をすべきが本当の家づくりです。弱者が大手のまねごとをするのが一番悪い。 最近病院に世話になりますが、大きな病院は、紹介状を持ってこないと診察もできず、医者が何曜日しかいないとか、こちらの都合で予約変更をお願いすると、一週間や10日は先延ばし。検査も思うようにしてくれません。待たせるだけ待たせる仕組みは患者より、病院経営の立場から決められています。医者らしい医者は、いつでも訪れられて話を十分聞き、触診、検査ですぐ病状を把握して、対処してくれる人です。その後の計画もすべてドクターが説明して計画してくれます。患者さんは、腕はもちろん、自分たちとお付き合いいただける医者を求めてます。我々のご入居者の中にもドクターはたくさんいらっしゃいます。医者はゼネラリスト、患者の手を離れる状態はスペシャリストに分かれますが、多くの患者は信頼できるゼネラリストを求めているようです。 本物はどの業種も「優れた弱者」であるべきかもしれません。