洋画の名シーンに階段が良く登場します。それはその空間の中で圧倒的な美しい存在感があるからだろうと思います。シンボリックな親柱とスピンドルで構成された重厚な階段や、柔らかい曲線の手すりとアイアンによるモダンやエレガントを表現する階段は子供の頃から目を奪われたものです。私は今、リビング、ダイニングの空間に階段を設けることが多いのですが、どこに設けるにしろ、大きな吹き抜けの中でその美しさを表現したいと思っています。広いリビングを見下ろしながら降りていく階段が好きです。それは何にも代えがたいインテリアアイテムであり、生活の中で自分達の名シーンをたくさん作ってもらいたいと思っています。
2005 T邸
1999 M邸
2000 U邸