築五十年のH邸はかなりシロアリにやられている形跡が見られ、建て替え予定なのですが、年回り(厄)の関係で後少々もたせるため、活動時期前に床下、天井裏,小屋裏等点検し薬剤噴霧、柱梁などは薬剤注入、被害が大きいところは大工に補強をお願いし、まる一日で終了しました。蟻の被害箇所は建築をやっている者にとって、一番見たくないものです。悲しくなります。材料の選定、薬剤塗布、雨漏りが蟻との戦いのキーワードです。俗に言う「建築の基本に忠実に」ということだと思います。
一日材料を運んだり、養生をしたり、掃除をしたり職人さんの下働きをしてやや体がパンパンです。いろんなことを教わりながらの充実した一日でした。予定の目的をやり遂げてお疲れさんと笑顔で帰って行く身近な達成感は、幸せな気分にさせてくれます。