自分たちが今まで作らせていただいた作品は、オーナーとの共有財産です。私が輸入住宅を中心として住宅のデザインを手がけ始めて20年です。思い出深いものばかりです。節目として、検証として、これからの活動のモチベーションとして作品集を作っています。限られたページの中で、写真をチョイスする作業は楽しくもあり、迷い、悩むことでもあります。
オーナーとの思い出、現場での思い出、楽しさや、苦労、悩み・・・・ちりばめられた上でひとつの作品として存在しています。そこで家族の生活が営まれ、人生が刻まれ、歴史が作られています。感慨深く、この仕事に就けた喜びを再認識しています。この作品集が我々の仕事の包み隠すことない生の姿として、捕らえていただければと思います。
3人でもめてるのは、最後に載せる顔写真です。偽りのない本として、冗談も含めて私は風呂上りのすっぴんがいいのではないかと言うと、女性2人に「とんでもない。」と一喝され、10年~20年以上前の自分のベストショットを載せようと考えているようです。作品集の信憑性がいっきに崩れるので何とか阻止します。パソコンでの整形、モンタージュも厳しくチェックして、家も人も「素顔のDアート企画」をお届けするつもりです。