現場はいつも、正直で、前向きが大事

クリニックの現場で、怒号が飛び、急いでいようと、時間がなかろうと駄目なものはダメと教え、すぐみんな集めて、前向きな指示と、「何を何のために、いつまでにやりなさい。」と命令です。「できない理由があれば今言ってください。なければよろしく。」日本の職人はプライドがありますから、説明さえすれば必ずやってくれます。彼らの経験や男気は財産です。日本の職人の質はとびぬけて世界一です。でも職人にはできる監督、厳しい監督が必要です。なぜなら彼らは自分で決断できない職種ですから。

いろいろ残工事や手直しがありますが、プライドにかけて満足いくものにやり替えです。その満足は、オーナーだけではなく、作り手にも必要です。切羽詰まれば詰まるほど、前向きに動くことです。腹が立つ話や、できない話をいくらしても、時間の無駄です。さああとひと踏ん張りです。われわれのみんなの作品が世に出ます。責任を持って最善を尽くしましょう。これが現場を離れる最後の言葉です。