転機

10年になりますが、熊本T邸。メンテに行きました。お留守で工事は後日になりましたが、いつ訪れてもいまだ緊張します。福岡からほぼ3日に1回くらいの割合で通い、こだわって、こだわって作った新しい形の輸入住宅です。この作品から小澤は変わったとよく言われます。アメリカの物まねから作風が変わり、独自のデザインをするようになったといわれます。緊張してかかわった7か月だったように記憶してます。大工にも細かく注文しました。向こうの雑誌や本を改めて見直し勉強したことが今、自分を支えてます。転機の作品です。もちろんどの作品も自分を勉強させてくれました。ただこの家の前に立つとやや涙が出そうになるのです。こんな家づくりができてることに感謝です。