有田陶器市

我われのご入居者が毎年陶器市では家の庭にカフェをオーペンされます。福岡でもめったにないおしゃれでセンスあふれる庭です。多くのお客様が来てありました。奥様に見つかり、はいるようにすすめられました。相変わらず女優さん顔負けの美しさです。先日は福岡から数名のご入居者や私の同級生、そのお友達がお邪魔したようです。素敵な庭でお茶をすると優雅になります。小さい庭の作り方のお手本です。町はそれなりに人出も多く賑わっていました。こういうイベントは大事に続けるべきです。我々のご入居者はすべてにおいてレベル高く暮らしてあります。それがうれしくて誇らしくて家を創る側としては力をもらいます。奥様は陶器はもちろんアクセサリー、フラワーアレンジと多彩な仕事で多くの人に喜んでいただいています。

 

銀行は悪

先日、経理もやってるコーディネーターが憤慨して電話をよこしました。「どうしても銀行窓口に行かなければならない用事があり、事前電話で手続きの内容確認をして急いで出向きました。  ほぼ11時半についたようですが、もう昼休みなのでと言われ追い返されたようです。電話では昼休み時間の説明もなく、これが銀行業務かと怒りが収まらず「すべて解約する。」と告げると、銀行の支店残金が予定より少なくなると勝手に全て解約できないというようです。なんじゃそれは。怒りがさらに増し、銀行員の態度が自分たちのすべて自由に決めることができると言わんばかりの上級国民だと勘違いしてます。確かに。我々の仕事でもおかしな決め事ばかりで、「誰の金で商売してるのか。」と声を荒げたことも一回や二回ではありません。よく考えてみてください。人の金を集めて、その金を貸したり、投資したりして利益を生み、ローンを借りるとすべて自分たちにリスクはなく、借り手にすべてのリスクをかぶせる連中です。金借りると保険に入れという。命差し出さないと金貸さないぞ。ということです。銀行がつぶれた時のリスクは何もなし。困ったやつらです。今は投資しませんか。という悪徳商売です。悪代官の政府と組んで、悪いことばかりの仕事で国民のためにはなっていません。国民に喜んでもらうことがいい仕事の条件です。恥を知れ銀行。札束だけを信用する銀行の連中は軽蔑すべき連中なのです。私の会社は一度も銀行から借り入れはありません。目利きのある銀行員が育つ環境はなくなりました。昔は会社を育て、人を育てる銀行員がいました。いまでは所詮金はまやかしものです。

 

大型連休スタート

今日、コーディネーターは久留米のご入居者のところに改装打ち合わせに行き、明日は百道浜のご入居者と打ち合わせです。私は明日目の前が海の家に伺います。後半に水巻クリニックの改装工事を3日で行います。毎年の風景ですが室見川河口は潮干狩りの人でいっぱいです。町はどこの店も食事ができないほどの行列で、どこが不景気かと思います。10日ほど休むところも多く、材料の手筈ができず困ったものです。 正月、ゴールデンウイーク、盆と仕事がやりずらくなりました。サラリーマンにとっては休みも含め福利厚生が大事なんだと思います。私は早く一人前になり、独立して自分の考える住宅屋をやりたかったからか、休みは必要としませんでした。給料が高く休みが多ければ責任ある役職になりたくない人も多いと聞きます。競争がない社会、困らず食べていける世の中がいいのでしょう。息子家族が帰ってきました。私は例年通り仕事を頑張ります。新しい新しい出会いにも期待します。

 

ご入居者ニュース

東京の学校でイラストの勉強に行ってた長女が戻ってきて、大学受験の勉強をしています。彼女の書いた作品が数多く使われ、物語のモデルとして、雑誌にも作品とともに掲載されてます。佐世保のL &S の米軍住宅に隣接のアメリカンダイナーでテレにドラマのロケが行われる予定です。夏木マリと風吹ジュンが出演予定です。先日ヒルナンデスで南野陽子と水野真紀が来てました。先日触れましたが、 目の前が海の家のお孫さんがオックスフォードに合格されたそうです。すごい。おじいちゃんは乗馬にチャレンジです。糸島のご入居者は自分の会社を引退されたのに、桜坂に土地を買い輸入家具や小物などの店舗を創りたいとワクワクされてます。じっとしてても面白くない。楽しく生きたいと76歳のエネルギーに驚かされてます。クルーザーで大物を釣り上げられた方、庭のやり替えに情熱を注いである方、キッチンキャビネットを新し色に塗り替えたいと考えてある方。・・・・多くのニュースをいただきうれしい限りです。我々も負けず、いいニュースがお届けできるように前向きに頑張ります。

 助られ、戦い続け。

 税理士に銀行とうまく付き合い、いくらかでも借り入れしといたほうがいいですよ。と言われ続けました。私は独立後,銀行から借り入れは 一切ありません。金を借りることは嫌いです。銀行というところの仕組みが大嫌いです。以前は仕事の目利きができるプロの銀行マンもいましたが、今では偉そうに自分たちの決め事でしか物事が見えてません。我々の家づくりがわかる銀行などいるはずもなく、ご入居者や友人などは「あなたたちのような家を創る会社は必要です。困ったとき言ってきてください。応援します。」と言ってくださいます。手作りの家は時代遅れだと言われても、それを必要としていただき喜んでいただくオーナーもたくさんいらっしゃいます。輸入住宅をやり通して今も成果を上げてるのはあなたたちだけですね。と言ってくださる方も少なくありません。自分の手と感が頼りです。車も売るものでなく、手作りができれば自分特有のデザインの車を大事に長年乗り続けたいと思います。モノづくりのプライドが邪魔な世の中のようですが、それをなくしたときは終わりです。この会社をスタートしたとき、給料も全額払えず、まともな車もない中、辛抱してくれた社員、男気だけで協力してくれた職人に今更ながら感謝します。邪魔をし続けるのは、役所と銀行、税務署です。感性もセンスもない連中が寄ってたかってこれまた出世だけが生きがいの上司の家来をやってます。恥ずかしくない仕事をしましょう。子供に誇れる仕事をしましょう。

 

 

完工

 目の前が海の家は引き渡して半月ですが、追加でお願いされたこと、手直しが必要な個所を職人全員集合で終わらせました。いい天気で、気持ちいい風が吹き、海も穏やかでした。その後私は水巻に走り依頼を受けてたビルの玄関ドア変更の採寸、クリニックの外階段目隠しパネルの採寸も行い、昼はたけのこご飯をごちそうになりました。お味噌汁や副菜も上品にプレートに乗せて出していただき、アーこういう食事は体にも心にもいいなあと思いました。 東京の引き渡しに行っていたコーディネーターは無事喜んでいただき終わりました。と報告があり、夕方遅く空港に迎えに行きました。この仕事は彼女でなければできませんでした。根気強く業者や棟梁と話、引き渡しまで当たり前のことを当たり前にやること、仕事に責任を持つことを強く要求していました。怒鳴って言うことを聞かせる私とは違います。オーナーもそういうところが見えたのでしょう。感謝していただいてます。一区切りつきました。次の仕事のアポイントが待ってます。

 

 

悪友からの電話

 高校時代野球で汗を流し、一番思い出が多い悪友から朝早く電話がありました。人気者で思い出多いやつです。久しぶりに声を聴きましたが、元気がありません。よくよく話を聞くとあまり良くない病気のようで、つらい闘病生活に入るようです。あれだけの暴れん坊が気弱で会いたいといいます。私が知らないうちに同級生二人がなくなってたことも教えられました。改めてこんな年になったのかとさみしい気持ちです。人生で一番元気な高校時代を一緒に過ごした思い出はめちゃくちゃなことばかりです。よその学校と喧嘩をしたり、私の下宿に入り浸って女の子の話で盛り上がり、坊主頭を帽子で隠し成人映画を見に行ったり、対馬の私の家で野球部の連中と夏休みを過ごし、有明海のガタしか知らない彼らにサザエやアワビやウニなど磯遊びを教えてやりました。一足早く高校を出て社会人になった彼からはおごってもらったり旅行に誘われたり、少し刺激的な店に連れて行ってもらったり、大人を教わりました。同級生なのに、 兄貴です。下宿生活で金がない学生の私となぜか 気が合いました。まさに昭和の高校生でした。しごきも体罰もいい思い出話として、今、監督や先輩と楽しい酒が飲めるのです。 かけがえのない仲間になるのです。

ご入居者がご入居者訪問

 以前から私のやりたい家づくりの一つとして、ご入居者同士が我々の家づくりを通して仲良くお付き合いされることです。最近 水巻のK 奥様との家づくりがきっかけで、以前より多くのご入居者がご入居者をご訪問なさるようになりました。家を創ればおしまいのお付き合いではなく我々はご入居後から本当の意味のお付き合いが始まると考えます。家づくりが商売と考えず、文化という考えです。今回築35年25年のオーナーが家を見たい、庭を見たいということで水巻をご案内しました。再リニューアルの希望をお持ちです。そのほかに、どちらもねこちゃん好きで、お会いするといろんなお話で盛り上がります。ほとんどがご入居者のリニューアルや、ご入居者からのご紹介で仕事をさせていただいてます。そして最近東京、横浜、静岡、大阪、神戸など遠方の依頼、ずっと仕事をさせていただいてる、米軍住宅、いい仕事ばかりです。ハウステンボスワッセナーは、長く仕事をしていましたがご入居者の仕事を除き一年ほど前から委員会とワッセナー事務局のしんじられないでたらめなやり方に疑問を持ち止めることにしました。会社を作ったとき、口だけ社長ではなく必死で働き、お客様との共同作品を創る夢がかないつつあります。もしわれわれの家を見たい人がいらっしゃったら、素敵なご入居者と会っていただきいろんな家をご案内させていただけます。それが我々の財産です。 今回の新築の家はもちろんですが20数年前の大先生の家にすごく感激いただきました。それも我々の家づくりを認めていただいたようでうれしい出来事です。

 

後期高齢者

役人は平気でこんな呼び名をつけますが、世間を動かしてるのはそう呼ばれている人たちです。少なくとも、われわれのオーナーの多くは素敵な後期高齢者です。今仕事をいただいてるのは、70代前半が2件、70代後半が4件、80代が1件です。皆さん、多くのやりたいことをお持ちで、私に夢を語ってくださいます。持ってる土地に素敵な建物を建てたい。桜坂に店舗を創り、福岡ではまだお目にかからない住宅関連の情報発信基地にしてみたい。目の前がすぐ博多湾の立地に白いサイディングのリゾートセカンドハウスを建てたい。海が見える高台にB &Bを建てたい。・・・・・皆さんエネルギッシュでつい身を乗り出す話をしてくださいます。ゆとり教育から始まり、コンプライアンスでがんじがらめの社会は夢が浮かびません。これからこんな人たちが政治家になるとすれば国は危ういと思います。私はこんな人たちからすれば青二才です。まだまだ負けずに夢を追います。「好きなことやってもし体が動かなくなったら、わずかなお金も寄付して死んでいきたい。」とおっしゃった80代のご夫婦はお互いを思いやり、大事にしてとてもやさしく、お互いの補聴器をつけ合う笑いが絶えない本当に理想の夫婦です。昭和を生きてきた人たちの生活がこの国に大事なものを教えてくれています。私もそんな風に年を重ねたいものです。

 

住宅デザイン

この仕事をしてもうすぐ50年です。とはいってもまともにデザインができるようになってま だ25年程度です。必死で、うつくしいむかしの本にかじりつき、何度も何度も書き直し、緊張と心配と不安でくたくたになってました。楽しいとか、うれしいという感覚は最近覚えたような気がします。俗にいうデザインが下りてくるという感覚はひらめきとは違い、多くの家を建ててきた数に支えられています。バランスがいい美しい家は、指先が覚えてくれていて、今ではすいすいと書けるようになりました。ただ新しいデザインが生まれることは簡単ではなく、昔と同じで多くの本や、映像や、エスキスの積み重ねで偶然生まれます。でも今だジョージアンスタイルのシンプルな美しさを追い求めています。自分の作品が後どれだけ作れるかわかりませんが、これから自分に自分で期待しています。それはきっと古きアメリカの住宅のようなもののような気がします。