ウオシュレット 

先月息子たち夫婦とシンガポールに行った話です。息子の粋な計らいで、人生で一番贅沢な旅ができました。ビジネスクラスに乗り、ラッフルズホテルに泊まり、マリーナベイの屋上バーから夜景と、プールを見ながらゆっくりさせてもらいました。一番困ったことはウオシュレットです。当たり前がなくなるとこまります。トイレットペーパーを五つくらいピンポン玉くらいに丸め、水を含ませ、用を足した後、丁寧に拭きます。その後乾いたトイレットペーパーで再度拭いて終了です。まあホテルはいいのですが、あの狭い飛行機のトイレでこの行為は太った私にはつらいものがありました。体も硬くなってるからでしょう。ウエットテッシュを利用するといいかもと思いましたが、水量が足りないし、消毒薬がついてるものだとかなりの爽快感。でもまあ今度海外に行くときはこれだと思いました。

抗議し続けます。

 確認申請の法改正で、申請に要する時間が3か月だ、4か月だと平気で言います。行政機関に提出すると35日間だが民間に出すと法的時間制限はないといいます。ある意味、1年かかろうといいわけです。多くの機関に抗議の電話をしましたが、対応が「申し訳ない。」の一言もなくいいところをさがして提出してください。われわれは法改正でみるのが大変だ。」というだけです。たかが2階建ての木造住宅です。われわれが全ての図面、計算、書類を創り提出するのに1週間もあれば十分なのに、ただ見るだけの連中がそんなに時間がかかるとは、・・・早く審査をしようとする気持ちがなく、ゆったりやってるのか、ただ能力がないのか、働き方改革が邪魔してるのか。我々民間はお客様が見えるので必死ですが、彼らはそんな気持ちのかけらもなく、賃貸住宅の家賃もかさむし、銀行の金利が上がるかもしれないし、建築費も下がることはありません。そんなこと知ったことじゃないと言い放ったやつがいて、殴り込もうかとさえ思いました。ツーバイフォー協会も連絡しましたが、所詮三井ホームです。協会の会員だけ増やせばいいようです。このままでは我々民間の設計事務所や工務店、何よりオーナーは資金負担が増えるだけで、内需拡大などできるわけもなく、最悪の状態です。抗議し続けます。工事の工程、段取りができないことがどれだけ大変なことか、家を創ったこともない連中にはわからないようです。 少なくとも我々は審査機関のやってることがチャンチャラおかしいと思うほど、構造も仕様もデザインもずっと上の住まいを創り続けているのです。

 

東京出張

1泊で東京出張でした。建築現場調査と、オーナー打合せを行い、翌日は役所調査と工務店との打ち合わせ,キッチン屋との商談を行いバタバタと帰ってきました。コーディネーターがレンタカーの運転をしてくれたので助かりました。トランプが来日で渋滞でした。役所はどこも相変わらずで、質問にも明確に答えず、「われわれは力がない。」という始末です。魅力もなければ、頼りにもならず、邪魔にしかならない連中ばかりです。宿泊料金が安くなってたので椿山荘に宿を取りました。相変わらず ある魅力ある空間ですが最近、日本全体が活気がなくおとなしい傾向です。夜も早いし、暗いし、東京も昔ほど人に勢いがありません。福岡に帰ってくるとなおさら静かな夜の街です。

 

働く人生

わたしの父母は、働かないと生きていけない時代でした。わたしの時代は緩やかでも、お客様との責任を果たすには働くしかありませんでした。何より、大好きな家づくりを自分達流でやるにはしゃにむに働くしかなかったのです。力足らずの前の会社から上手に逃げるわけにも、ごまかしながら家づくりをすることも自分に唾することになるのでできません。とにかく働きました。わたしごときの力では人の何倍も働かないと成果は残せません。働き方改革、最低賃金・・・・何を言っているのか理解できません。日本は働け、働けの国です。高市さんはわかってない。自分たち内閣が働いてどうなることもありません。国民に働け、働け、頑張れ頑張れというメッセージを送らないと。すべて自己責任。今お金を持ってる人。投資などで金を増やしている人など必要ありません。生きてる間の金は、死ぬ間際、世の中に還元して死ぬのです。土地も金も所詮国のものです。生きてる間だけ自分なものなのです。

 

自分の生きてきた世界

 息子がシンガポールに連れて行ってくれました。久しぶりの海外です。思いのほか出国,入国が簡単で、換金も全くせず、車もアイフォンで呼び、すべての支払いはカード、どこに行くにも事前に予約と支払いをすまし、快適です。私がアメリカに行ってた時代とは大違いです。息子のおかげでもありますが今は自分の生きてきた世界はありません。世界中を飛び回ってる息子に言わせると、まだまだ不便は多いといいます。小さいころからアメリカやオーストラリアに連れて行ってた息子におんぶにだっこで招待してもらい、シンガポールのグーグルにも連れて行ってくれて、世界中から来てる多くの仲間にも会わせてくれて、ランチも食べました。すごい会社です。飛行機もビジネスに乗せてくれましたがほぼ個室感覚で、フラットに近く、私の時代のファーストクラスです。IT時代を目の当たりにして、たじろぐばかりでした。旅はいつの時代も刺激を受けます。ラッフルズホテルを満喫したことは一生忘れないでしょう。息子はもちろんですが、11歳の孫も勝手知ったる町のようで、自然と会話もでき驚くばかりです。

 

 

 勝手な理屈の連中

 家づくりにはいろいろな知識が必要です。ローン、登記、申請、上下水、地耐力、抵当、敷地実測、概算見積もり・・・それからやっとデザインプラン、マテリアルなどの打ち合わせに入ります。銀行は自分たちが決めたローンのことしか知らず、地耐力屋は我々の多くのことを押し付けます。役所もジュ分の仕事の範囲しか知識はありません。すべてをうまく取りまとめる力が我々には必要です。だからこそ声を荒げることもあります。誰のための仕事かというとオーナーが家を創るための仕事ということを忘れ自分たちの理屈だけを押し付けます。そんな連中は目が死んでる仕事をしています。おせっかいであろうと、いい家を創ろうとしているオーナーには我々が勝手な理屈をほざく連中を成敗しながら、オーナー代行としてすべてをまとめ上げます。それにはいろんな知識が必要ですし、経験がものを言います。くだらないことで邪魔する奴らに負けるはずはありません。

 

なぜつぶれないのだろう

我々のような家づくりをやっていると、うまくいくはずがないと福岡の著名な偉い人、数人から以前言われました。オーナーに我々のデザインを提案して、一緒にいい作品を創ること、家は美しくないといけないこと、職人にも考えを聞いて、参考にすること。すべての責任は我々が負うこと。家はオーナーと我々の共有財産として、見守り、お互い年月とともにお付き合いを深めていくこと。われわれにご相談があれば耳を傾け、いいアドヴァイスを送る努力をすること。新規のお客様のご案内をさせていただくこと。偉い人は「どうすれば利益を上げるか、会社を大きくできるかということを考えなさい。」と言われました。わたしにとってはくだらないことで、心になにも響きませんでした。自分のやりたいことを必死でやって潰れたらつぶれたで何の後悔もありません。お金も人もいない中コーディネーターといろんな修羅場を超えてまだやれてます。いい家やいいオーナーとたくさん出会いました。誇りです。えんぴつを握れる限りやりたいと思います。最近偉い人と会う機会があり、「えー、まだやってるの。」といわれました。作品集をお見せすると「よく頑張ったんやね。でももうけんやろ。」どこまでも魅力のない悲しいおっさんです。こんな人に相談した自分の馬鹿さ加減も反省します。今は誰よりオーナーとコーディネーターを尊敬し信頼してます。仕事は自分なやりたいことをやって人の役に立つことです。

 

着工前のやるべきこと

宗像の新築における確認申請提出しました。改定後でくだらないことばかりさせられもっが嫌いになりました。住宅ローンの手続きにおいては、銀行のわがままさに立腹状態です。役所も、銀行も何様だと思ってるのか大嫌いです。整地工事を行い、水曜日に地耐力調査です。オーナーはご入居者の所をご案内しました。4件目の案内です。ご入居者が良くしてくださり、感謝しています。多くのオーナー同士が家づくりを通してお知り合いになり、行きかうようになっていくことが楽しくてなりません。11月着工です。

世界陸上

陸上に目を向けることは世界陸上やオリンピックです。日本での開催で多くの観客が国立に詰め寄り日本選手に大声援です。皆選手は「こんな大声援の中で競技して鳥肌ものでした。幸せを感じました。ありがたいとおもいます。幸せです。」ほとんどの選手が感激の声でした。プロ野球選手などは毎日3万、4万の観衆の中で試合をして、それが当たり前のようにふるまってます。くちゃくちゃとガムを食べ、唾を吐き、だらだらした態度は好感が持てません。真摯に試合に集中し、スポーツマンシップを守っている大谷にファンは魅せられます。ただ日本のスポーツ中継の在り方も考えてほしいと思います。タレントはいりません。そして絶叫型のアナウンサーはうるさうだけです。

怒りが頂点

確認申請を提出するのに、くだらない法改正のせいで時間もかかり、申請時間も長くなり今まで以上に我々の仕事の邪魔になり、オーナーはお金がかかります。役人に聞いてもぶっきらぼうな態度で、「お金がかかろうと決まりだから。」という始末です。その結果が箱のような黒い家、白い家でみっともありません。銀行ローンセンターは法改正があったことも知らず、相変わらず、国民の家づくりを応援することもなく、今、新築件数は減り、増改築に目は向いてます。マンションや建売、企画住宅を家と思ってるのか、家を買うという表現ばかりします。家は建てるものです。確認のためには図面を創り打合せをして、書類作成計算など我々が作成し、役所に提出してなんだかんだとくだらないことでいじめられ。それから住宅ローンです。どちらかで許可がでなければ、設計確認料は建たないのにオーナーが我々に払うか、われわれがタダ働きかです。役所も、銀行もしったことではないそうです。はっきりそう言われたので怒りが頂点です。自分のことしか考えてなく、国民に奉仕する気持ちなど全くありません。相変わらず自分たちを特権階級と思っているようですが、残念ながら私はそんな仕事を軽蔑してます。本物の家を知らない連中が、何の自分 の意見も持たず、給料と年金だけを頼りに自分を売ってます。生きがいもなく、人の役にも立たず、哀れな人生です。国のやることもばらばらで内需拡大と叫ぶ各省庁もいれば、家を建てなくなる法改正をする馬鹿もいるし、銀行はどうしたらお客様がローンを組みやすくするかと考えず、投資屋に成り下がってます。なんだか中国やロシアのような国のようです。規制すべきは役所と役人、銀行の態度であり、彼らのしつけです。