うれしいご入居者の訪問

少し前、大野城で建てていただいたT様が突然事務所に来てくださいました。高級な和菓子を差し入れいただき、おいしくいただきました。H女史が出かけていたので、ちょっとがっかりされてましたが、おどろいたのは、お子様ずれで、若夫婦がしっかりおとうさんおかあさんしてありました。二年前のお引渡しですが、今では子供中心の生活になっているようです。家には満足してくださっているようで、友人やお知り合いの方も「いい家ね。」と言って下さるようです。こんな言葉が何よりのエネルギーになります。「いろいろ大変なことがあったみたいで、心配してました。がんばってください。」と暖かい励ましを頂き、ある意味ご入居者に安心いただけるような仕事をしていかなければと考えています。H女史に話すと「お会いしたかったですねー。」と残念がってましたので近いうちにH女史とS氏、新人のN女史みんなでおじゃまさせてもらうつもりです。

マンションリニューアル提案完了

マンションをリニューアルしてくれた「悲しみ組」の一員でもあるY女史の紹介のN様ご夫婦がお子様ずれで事務所に来ていただき、図面と見積を提出しました。大変、喜んでいただき、一部フローリングや石、カーペットも打ち合わせができました。ローンの仮審査がおり次第、月曜日に契約することになりました。またひとつ面白い作品ができそうです。九月二十日ごろ着工予定です。N様の子供がかわいい盛りで、いつもニコニコして動き回って愛嬌たっぷりです。一家に一人欲しいものです。これから打ち合わせで会う機会が多くなります。仲良しになれそうです。うちのN女史の抱っこより、私の抱っこがいいといってくれました。私のほうが胸がふくよかだからに違いありません。(この発言はセクハラだということは承知の上ですが事実です。)

暑い中での電気打ち合わせ

中央区のO邸は,上棟検査も終わり暑い中、電気打ち合わせを行いました。冷たいおしぼりやお茶を差し入れてくださり、大工たちも「気持ちいい」を連発してました。暑い中ですが、現場で確認しとかなければならない大事な打ち合わせです。気合を入れてがんばってもらいました。いつも書いてますが本当に見てもらいたい「構造」です。スタッドの林に身をおいているような感覚になります。広さといい、強固さといい、構造の段階から「本物の輸入住宅」の風格が感じられます。ただ私の気配りが足らず反省すべき点があります。これだけの家の電気打ち合わせをするのに二階にスムーズにあがっていただける階段の設置をしていませんでした。失態です。奥様に二階を見ていただけなかったことが残念でなりません。何も言われないだけになおさら申し訳ない気持ちでいっぱいです。すぐ改善します。

嬉しい仕事依頼

先日、お付き合いをさせていただいている輸入家具、雑貨のギャラリーはくすいさんからご相談をうけました。エクステリア商品をデイスプレイするおしゃれで小さいガーデンハウスをデザインしてほしいとのことです。ギャラリーはくすいは、とんがり屋根とドーマーが特徴的なかわいらしいお店です。ファサードが完成されているので、よほど素敵なものをつくらないとかえって全体のデザインを壊すことになります。色も含めていい提案をするつもりです。お付き合いの中で仕事依頼の声を掛けていただけることに感謝します。また、いつもアドバイスをしてもらっている昔の同僚のT氏からも声を掛けていただき、新築住宅の計画を提案させてくれました。面白い敷地で、面白いご要望だったので、楽しんでプランニングしました。久しぶりに一緒に現場調査も行いました。今後お互いの力も性格も充分知り尽くしてるので、情報交換しながら、いい仕事ができたらと考えています。以前リニューアルをさせていただき、先日事務所に娘さんとひょっこりきてくださったK様から、新しく購入した家のリニューアル工事の依頼がありました。本当にありがたい気持ちと、喜んでいただける仕事をしなければというプレッシャーで、気がせきます。ちなみに事務所ではせっかちで口うるさいわたしをH女史とN女史は「せっかち、かちかち、カチカチ君」と小声でいっているようです。

固定資産税  調査

T様若夫婦の家の固定資産税の調査に立ちあいました。お客様にとって固定資産税の金額を確定するため役所の人が調査に来るとなると、「どういう調査をするのか?、どう対応すればいいのか?」やや不安になるようです。そのためほとんどのオーナーは相談の電話をしてしてこられるので「わたしがたちあいましょう。」となります。図面を用意していき、仕上げ材料、設備などすべてに答えていくことで十五分ほどで終わります。調査に来る人は、老若男女さまざまです。プレハブ系を見慣れているせいか一応に感嘆の声をあげます。今回の方はご年配で、遠慮がちに「こりゃお金かかったでしょ。」と私に小声できいてきました。契約金額を見せると「エーー、こんなに安くできるんですか?」と驚いてました。「周りの家と、明らかに違う、いいデザインですね。」とうれしい感想を語ってくれました。庭も含めきれいに住みこなしていただいてることがなによりです。

ローカル線

十八日、南阿蘇の別荘の改装、補修工事に行きました。F大工を残し、ひとり次の仕事のため電車で帰ることになりました。オーナーから車で立野という駅まで送ってもらい、大津までいき、乗り換えて熊本、そこから特急で博多というコースです。立野という駅は、阿蘇鉄道の重要な駅で、高森鉄道と南阿蘇鉄道の交差駅であり、観光としてはトロッコ列車の起点だそうです。昭和の匂いがするみやげ物屋と食堂があり、そこのおばちゃんが気さくにこれ買えあれ買え、これを食べろとうるさく話しかけてきます。「しおトマト甘納豆」というわけわからないネーミングのお菓子をかってホームに降りました。久しぶりのローカル線です。学生や、おばちゃんが乗り降りして、寅さんの気分です。こんな旅をしてみたくなりました。今度ゆっくり鉄道とバスで阿蘇を訪れたいと思いました。阿蘇鉄道は立野にスイッチバックで登ってくるそうです。

同級生

十五日、久しぶりにみんなで夕食を食べました。介護が必要なおふくろも風呂に入れてもらい身奇麗にして、仏壇に手を合わせおやじを送りました。うれしかったのか、びっくりするくらいの食欲で、「おいしかった。」を連発してました。食事の途中娘がアナゴ寿司をたべながら「サザエさんにでてくるあなごさん、何歳と思う。26よ。びっくりやろ。そして波平さんはおとうさんと同級生の54よ。」「えーーーーー。」箸が止まるほどショックです。いままで俺と同じ年は、桑田圭祐、さんま、しんすけ、郷ひろみ、西城秀樹、江川,掛布・・・・・・そうそうたるメンバーやろと自慢してた全てを一瞬で失いました。波平さんが54?・・納得いかず「その設定、どう考えてもおかしいやろ。」というと「サザエさんはわたしとおなじ24、カツオとワカメを考えると54はおかしくないでしょ。」とバッサリです。その話の後、急に老け込んだような気になって、なんども小声で「波平かーーー」を連呼してました。ちなみにサザエさんは福岡出身だそうです。そしてもうひとつショックなことを聞かされました。「波平さんはとしとらないけどお父さん来年55、波平さんより年上になるとよ。」う~~~~ん。何か腑に落ちない気分です。

休日の充実した仕事

盆休みです。町は静かで、ゆっくり時間が流れてます。昔から休日に、自分のペースでプランニングすることが好きでした。まったりしながら飲み物片手に資料を見たり、本を開いたり、思考したりする時間を過ごしていると、アイデアがひらめきます。日常から少し離れることで頭の中がクリアになるのだと思います。今日も新築の計画とマンションリニューアルを書き終えました。実を結べばいいのですが・・・・・。無から有を生み出す仕事は以前からかいてるように「ひらめきとカン」だと思っています。日常業務のない、休日と夜中を快適なプランニングの時間としてがんばります。話は変わりますが、我が家も小さな仏壇にたくさんのお供え、ちょうちん、とお盆らしい光景ができてます。自然とオヤジや祖父母、おじおばが思い出されます。「近いうちに墓参りに帰ろう。」と思っています。

茶碗蒸し

長崎に行く機会があり、久しぶりに浜の町や中華街を少し歩きました。青春時代を過ごした町は特別の思い出をたどって歩きますから、楽しいものです。もちろん月日が流れてますから懐かしい店や通りは様変わりはしてますが、時代の変化の中でたくましく、以前にもまして存在感を示しているのが茶碗蒸しの「吉宗」です。長崎を代表する老舗の佇まいは健在で2階の座敷もいい味を出してました。どんぶりの茶碗蒸しとそぼろご飯をおいしくいただきました。ダイエット中ですが「豚の角煮」もたのんでしまったことを反省しています。近いうちに泊りがけでゆっくり今の自分の目で散策したいものです。

一年点検

今、H女史とF大工、Nアシスタントで一年点検に回っています。事前に電話などで様子をお聞きして、その日に直せるものは直す用意をしてうかがいます。大変な時期に建てていただいたわけですが、皆さんの暖かい言葉や励ましの言葉をかけてくださり我々のほうが元気をいただいてます。その際、車庫や実家のリニューアルなど何らかの仕事を依頼いただき感謝しております。自分たちがオーナーとこだわって建てた家に「すみごこちはどうですか?。」「こまっていることないですか?。」という思いでうかがうことのできることが幸せなことであり、この行為は担当した人そのもの、造った大工その人が行うから価値があり、中身があるのだということにいまさらながら気づかされてます。